8月21日と22日に、2022年度第46回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの2回戦が行われた。
21日、中京大学と新潟医療福祉大学の試合が行われた。試合は新潟医療福祉大学が中京大学を無失点に抑えて、3-0で勝利を収めた。
「攻撃もそうだが、守備でのハードワーク。1回戦は1失点したが、今日はギリギリのところで、チーム全体でハードワークしたことは評価できる」と新潟医療福祉大学の佐熊裕和監督は総括。「左サイドから何本かはやられてはいたが、あれも想定内のところであった。やられても中で二階堂（正哉）を中心にして、うまくやってくれた」と評価した。
目標であるベスト4に向けても、「一戦一戦、目の前の相手に対して、どう我々がストロングポイントを作って、相手の良さを消していくかというところだけだと思う」と語った。
22日には、順天堂大学と関西大学の試合が行われた。
「関西のカップ戦、1位の相手。ボールを持たれることが多いだろうし、主導権を握られるだろうけど、まずはしっかりポジションをとって、コンパクトにして、攻撃のための守備をしよう」と話して試合に入ったという順天堂大学の堀池巧監督。
特に、「深澤（佑太）君には気をつけようと言っていたが、素晴らしいクロスから」前半5分に先制点を許す。
「先制はされたけど、前半は自分たちがやりたいことができた。右の（井上）太聖のクロスから何度もチャンスを作れた」。順天堂大学は、前半28分に井上のクロスから1点を返す。さらに、順天堂大学は石川拓磨のコーナーキックから得点。1点リードで前半を折り返す。
関西大学は後半、松尾勇佑のゴールで追いつき、試合は延長戦へ。延長後半にも、深澤のシュートのこぼれ球に百田真登が反応し、関西大学が逆転する。
「コーナーキックのキッカーが小林里駆と石川に変わって、質の高いボールを蹴っていた」と堀池監督が説明した、この試合最後のコーナーキック。順天堂大学は小林のコーナーキックから同点に追いつき、試合はPK戦へ。ゴールキーパーの青木心が1本セーブし、キッカー全員がPKを成功した順天堂大学が、3回戦に駒を進めた。
「主導権はほぼ握られるからということで、今日はスライディングも多かっただろうし、走らされている部分も多かったが、そういうなかでもしっかり戦えていた」と堀池監督は称賛した。
（文＝玉 昌浩）
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