8月18日と19日に、2022年度第46回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの1回戦が行われた。
18日に、新潟医療福祉大学と関西福祉大学の試合が行われた。試合は前半に5得点した新潟医療福祉大学が5-1で勝利を収めた。
「イージーミスで1失点はしたが、それ以外のところは最後までしぶとく、全員で守備ができたし、リスタートからも点数が取れたので、それは評価できる」とは新潟医療福祉大学の佐熊裕和監督。
さらに、「全員でハードワークして、全員で攻撃して、全員で守備をするところ、最後まであきらめないというところは、コンセプトにしている」と説明した。
19日には、仙台大学と法政大学の試合が行われた。
「こっちから勇気を持ってしっかりしかけよう。そのなかでゲームの流れが変わってくる。耐えるところは耐えて、ただチャンスは必ず来る。そういう選手もいる」
仙台大学の西洋祐監督の言葉の通り、チャンスはやってきた。
「彼には勝負を決められる特別な力がある。必ず彼がいるからと。どこか勝負所で。見極めかなと思っていた」
スタッフとコミュニケーションを取りながら見極めていたという勝負所は後半25分。吉田騎を投入し、後半44分にゴールを決め、1-0で仙台大学が勝利を収めた。
「戦術的多様性と攻撃的なマインド」
吉井秀邦総監督がずっと掲げていたスタイルであり、それを現場が進めて行く。
「とにかく臆することなく自信を持って、日々のやっていることを信じて戦って行こうということだったので、それをみんなが実現してくれて良かった」とし、「あとはスタッフのお陰。優秀なスタッフが多いので」と強調した。
(文=玉 昌浩)
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