8月3日、正田醤油スタジアム群馬にて、第46回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会決勝が行われた。
セレッソ大阪U-18と横浜F・マリノスユースの決勝戦は、前半20分に畑野優真のゴールで横浜F・マリノスユースが先制。しかし、セレッソ大阪U-18が後半33分に、コーナーキックから川合陽が同点ゴールを決めて、延長戦に入る。
延長前半にも、コーナーキックを川合陽が頭で合わせて逆転し、延長後半には、中山聡人のゴールで突き放したセレッソ大阪U-18が、3-1で勝利を収めクラブユース選手権優勝を飾った。
セレッソ大阪U-18の島岡健太監督は準決勝のあと、「それぞれの技術に対する頭は変わってきている。そのなかで、見るものもそれぞれ変わっていっている」とし、決勝でも「もっと正確にしろ。正確なものが一番早い。とにかく一番早いものを目指せ」と強調していた。
優勝を果たしたあとも、「この大会を通じて“戦う技術”がついていったところが見えた。本当にタフになっていったと感じた」と評価。
“戦う技術”について、「特にやられたらいけないところを、おさえられた。ただボールを持つだけではなくて、試合の中で勝たせるために必要な要所。そこが一人ひとりに、少し身に着いた」と説明した。
準決勝に続き決勝でもコーナーキックからの得点で試合を決めたことについて、「セットプレーもサッカーの一つ。蹴る技術も合わせる技術も、技術は技術」と述べた。
ただ、「クラブが目指す圧倒的な個人という部分では、まだまだ世界には程遠いと思う」とさらなる成長に期待を込めた。
(文=玉 昌浩)
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