サッカー韓国代表対ブラジル代表の国際親善試合に対する韓国国民の注目度が爆発し、大混乱を招く事態が起きた。
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来る6月2日、ソウルワールドカップ競技場で開催される韓国代表対ブラジル代表の国際親善試合。
韓国代表としては、今年11月のカタールW杯本大会まで半年を切った現時点で、FIFAランキング1位の“世界最強”ブラジル代表を相手にどれだけ戦えるかをチェックする重要なテストマッチとなる。
特に、アジア人として初めてイングランド・プレミアリーグ得点王に輝いた韓国代表FWソン・フンミン(29)と、ブラジル代表FWネイマール(30)による“エース対決”が繰り広げられることもあり、サッカーファンにとどまらず国内全体で多くの注目を集めている。
その注目度の高さは、韓国国内におけるオンラインチケット予約販売の史上最高値を記録した。
韓国サッカー協会(KFA)は5月25日17時、オンラインのマーケティングプラットフォーム「playKFA」でチケット予約販売を開始した。ところが、開始30分前の16時30分の時点で待機人数が10万人を突破。予約がスタートした17時以降に接続を試みると、待ち時間は「48時間」と表示された。
KFAは今年3月、W杯アジア最終予選イラン代表戦のチケット予約販売で「12万人」が同時接続可能なサーバーを用意した際、実際には「23万人」を超えるアクセスで、約42分間サーバーがダウンしてしまったことがある。
その教訓を生かし、今回は「32万人」が同時接続可能なサーバーを準備していたが、ブラジル代表戦に対する熱い関心はその予想をはるかに上回った。
予約販売のウィンドウが次の画面に移るまで20分がかかったり、そもそもサイトに接続できなくなったりするなど、チケットを正常に購入できない事例が続出した。
これまで韓国におけるチケット予約販売の最多同時接続者数は、アイドルのコンサートの「18万人」だった。そのほか、ミュージカルでも同時接続者数「12万人」を記録した。
ところが、今回のブラジル代表戦のチケット予約販売初日、同日接続者数は「74万人」を記録した。
結局、ブラジル代表戦で準備された座席は、1・2・3等席や「レッドゾーン」など座席区分に関係なく、すべての座席が瞬く間に売り切れた。代表戦における全座席完売は前出のイラン代表戦以来2カ月ぶりであり、ソウルワールドカップ競技場開催試合では通算11回目だ。
KFA関係者は、「ブラジル代表戦に備えて32万人が同時接続できるように準備したが、実際には74万人が接続した。また、サーバーがダウンしたわけではなく、待ち時間が長くなった。本当に多くの関心を送ってくださったことに感謝している」と説明した。
もっとも、サーバー接続が麻痺したことでチケット購入に失敗したファンも多く、一部では「BTS(防弾少年団)のコンサートよりもチケット入手が困難だった」と嘆く声もあった。
(記事提供=OSEN)
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