もっとも待ち望んでいる場面、それはFWファン・ウィジョ(29、ボルドー)の得点の瞬間だ。
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かつてガンバ大阪で活躍し、現在のサッカー韓国代表でストライカーを担うファン・ウィジョは、昨年6月に行われたカタールW杯アジア2次予選のトルクメニスタン代表戦で2ゴールを決めて以降、国際Aマッチで得点がない。
これまで出場した最終予選7試合で一度もゴールがなく、トータルで約9カ月、計8試合で沈黙に終わっているということだ。
これは、2015年10月の代表初ゴールから2018年10月の通算2ゴール目まで10試合連続でノーゴールが続いた以来の最長時間だ。ファン・ウィジョは現在まで国際Aマッチ通算43試合14ゴールを記録しているが、これほどまで得点が生まれなかったことはなかった。
去る3月24日に行われたカタールW杯アジア最終予選のイラン代表戦では、先発出場するも無得点に終わった。結局、後半22分にFWチョ・ギュソン(24、金泉尚武)との交代でベンチに下がった。
単純にゴールを決められていないことが問題なのではない。最近のファン・ウィジョは、以前までの好調ぶりと比べてパフォーマンスがはるかに落ちている。
イラン戦でも最前線で目立った活躍は多く見られなかった。両サイドのFWソン・フンミン(29、トッテナム)とFWファン・ヒチャン(26、ウォルヴァーハンプトン)が攻撃をけん引したおかげで韓国は勝利を手にできたが、ファン・ウィジョの存在感は戦前の期待には及ばなかった。
ファン・ウィジョはパウロ・ベント監督が最も信頼を寄せるストライカーだ。所属チームのボルドーでは1カ月近くゴールがないものの、ベント監督はイラン戦でファン・ウィジョを先発起用した。チョ・ギュソンが国内Kリーグ1(1部)で得点ランキング単独首位(4ゴール)を走る活躍ぶりを見せているにもかかわらずだ。
加えて、ファン・ウィジョは所属チームの日程により合流が遅れ、チーム練習に参加できたのは試合前日の一日だけだった。それでも彼を先発に送り出したのを見ると、ベント監督の信頼がどれほど堅固であるかがわかる。
ファン・ウィジョはベント監督が採用する4-1-4-1のフォーメーションにおいて、1トップの役割を最も忠実にこなすことができる選手だ。最近ではチョ・ギュソンとの併用で2トップをこなすこともあるが、臨機応変に効率的な働きを見せ、チームのプラスとなれる。
このため、本日(3月29日)行われる最終予選ラストゲームのUAE代表戦でも、ファン・ウィジョの先発出場が確実視されている。チョ・ギュソンが新型コロナウイルス感染によって代表を離脱しただけになおさらだ。
チョ・ギュソンの代替招集としてFWイ・ドンジュン(25、ヘルタ・ベルリン)が合流したものの、本職をウィングとするイ・ドンジュンは典型的な1トップの選手ではない。
韓国はすでにW杯本大会出場を確定しているものの、UAE戦で気を抜くわけにはいかない。グループ首位通過、さらには歴代のW杯最終予選における史上最多勝率達成など、さまざまな記録がかかっている。
来る4月2日(日本時間)にはカタール・ドーハでの組み合わせ抽選も控えている。韓国はポット3入りが有力であるとはいえ、FIFAランキングを最大限引き上げておくことに損はない。中東でのアウェーゲームではあるが、勝利しなければならない理由は明確にある。
ファン・ウィジョとしても、今回のUAE戦でゴールを決めれば意味深い得点となるだろう。
自身に得点が生まれず振るわないなか、ボルドーはリーグ・アン最下位に沈み、降格の危機に瀕している。ファン・ウィジョは今季リーグ戦でチーム最多の10ゴールを挙げ、得点ランキングでも6位タイに位置している。
最終予選ラストゲームでゴールを決め、コンディションを引き上げることができれば、ボルドーに復帰後も本来のパフォーマンスを取り戻すことができるだろう。
ファン・ウィジョにとっても韓国にとっても、UAE戦が重要な試合となることは間違いない。
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