韓国プロサッカー連盟は2月28日、Kリーグ1(1部)第2節のMVPに蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の元日本代表MF天野純(30)を選出したことを発表した。
去る26日にアウェーの炭川(タンチョン)総合運動場で行われた城南(ソンナム)FC戦で、天野は2ゴールの活躍を披露。チームを2-0の勝利に導いた。
天野は後半1分、左サイドからのクロスに反応し、こぼれ球を左足でボレー。ボールはクロスバーに当たってゴールネットに吸い込まれ、蔚山現代に先制点をもたらした。
同10分にはペナルティエリア内でのドリブル突破で足をかけられ、PKを獲得。PKはキッカーのジョージア代表MFヴァレリ・カザイシュヴィリ(29)が相手GKに防がれ追加点とはならなかったが、21分には右サイドでのドリブル突破でファウルをもらい、相手DFの退場を誘発。そして同38分、敵陣ペナルティエリア内でのボール奪取からこの試合2度目となるPKを獲得すると、今度は自らPKを沈め、2点目に成功した。
今季に横浜F・マリノスから蔚山現代にレンタル移籍するやいなや、Kリーグ2試合目にして初ゴール含む2得点を記録し、ラウンドMVPに選ばれる栄光に輝いた天野。蔚山現代も天野の大車輪の活躍に支えられ、第2節のベストチームに選出された。
このほか、第2節のベストマッチは金泉(キムチョン)総合運動場で行われた金泉尚武(キムチョン・サンム)と浦項(ポハン)スティーラースの一戦が選ばれた。
この日、金泉尚武は前半30分までにFWチョ・ギュソン(24)、FWソ・ジンス(21)のゴールで2点のリードを奪うも、浦項にFWマヌエル・パラシオス(29)、FWホ・ヨンジュン(29)のゴールで同点に追いつかれてしまう。それでも、後半25分に決めたMFチョン・ヒョンチョル(28)の勝ち越しゴールが決勝点となり、3-2で今季初勝利を収めた。
一方、Kリーグ2(2部)第2節のMVPには光州(クァンジュ)FCのブラジル人FWヘイス(29)が選ばれた。ヘイスはホームの光州サッカー専用球場で行われた大田(テジョン)ハナシチズン戦で2ゴールを決め、チームを2-0の勝利に導いた。
Kリーグ2第2節のベストチームは慶南(キョンナム)FCだ。
慶南FCは、ホームの密陽(ミリャン)総合運動場で行われた釜山(プサン)アイパークとの“洛東江(ナクトンガン)ダービー”を3-2で勝利。試合は前半だけで釜山に2ゴールを奪われるも、後半35分から一挙3連続ゴールを決め、痛快な逆転勝利を収めた。わずか10分程度で試合の流れを完全に変えたこの試合は、Kリーグ2第2節のベストマッチに選ばれた。
以下、Kリーグ1及びKリーグ2のベストイレブン。
◇
―Kリーグ1
FW:チョ・ギュソン(金泉尚武)
MF:パク・ヒョンジン(水原三星ブルーウィングス)、キム・ボギョン(全北現代モータース)、チョン・ヒョンチョル(金泉尚武)、天野純(蔚山現代)、コ・ジェヒョン(大邱FC)
DF:キム・ジンヤ(FCソウル)、デイブ・ブルタイス(水原三星ブルーウィングス)、イム・ジョンウン(蔚山現代)、キム・テファン(蔚山現代)
GK:ヤン・ヒョンモ(水原三星ブルーウィングス)
―Kリーグ2
FW:エルナンデス(慶南FC)、ジョナタン(FC安養)、ハン・ジホ(富川FC 1995)
MF:ウィリアン(慶南FC)、イ・スンミン(光州FC)、ヘイス(光州FC)、ソン・ソギョン(金浦FC)
DF:パク・ギョンロク(金浦FC)、ニルソン・ジュニア(富川FC 1995)、パク・ヒョンビン(光州FC)
GK:チョン・ミンギ(FC安養)
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