かつてガンバ大阪で活躍した韓国代表FWファン・ウィジョ(29、ボルドー)が、フランス1部リーグ・アンの舞台で2シーズン連続となる二桁得点に成功した。しかし、チームの敗北を防ぐことはできなかった。
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2月14日(日本時間)、アウェーのスタッド・フェリックス・ボラールで行われたリーグ・アン第24節RCランス戦で、ファン・ウィジョは先発フル出場した。ただ、ボルドーは2-3で敗れた。
前節のスタッド・ランスで0-5の大敗を喫しているボルドーは4勝8分12敗とし、メスと勝ち点20で並ぶも、得失点差で全20チーム中最下位に転落した。
ボルドーは開始10分の失点を皮切りに、前半25分までにスタッド・ランスに3ゴールを許した。それでも、同33分に1点を返し1-3で前半を折り返すと、後半は強いプレスで相手のミスを誘発し、流れをチームに引き寄せた。
そして後半8分、ファン・ウィジョが自身に訪れた一度のチャンスを逃さなかった。
ペナルティエリア中央でボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFアネル・アフメドジッチ(22)のパスを受けたファン・ウィジョは、トラップから即座に反転すると素早く右足を振り抜き、グラウンダーのシュートをニアに突き刺した。
1点差に迫ったボルドーだったが、その後追加点を決められず2-3で試合は終了。
ファン・ウィジョら前線の奮闘もむなしく、24試合61失点の守備陣はまたも課題を残すことになった。
なお、ファン・ウィジョは2019年夏にガンバ大阪からボルドーに移籍すると、新型コロナウイルス感染症の影響でリーグ戦が中断した2019-2020シーズンは6ゴールを記録。続く2020-2021シーズンはチーム最多の12ゴールをマークした。
そして今シーズン、ファン・ウィジョはここまでリーグ戦19試合に出場し、10ゴール2アシストを記録している。
去る1月23日の第22節ストラスブールでは、リーグ・アンにおいてアジア人史上初となるハットトリックを達成。これとともに、同試合で通算27ゴール目に到達し、元韓国代表FWパク・チュヨン(36、蔚山現代)が保持していた同リーグにおけるアジア人最多得点記録(91試合25ゴール)を塗り替えた。
そんなファン・ウィジョは現在、昨季の自身の記録であり、パク・チュヨンがモナコ在籍時の2010-2011シーズンに記録した韓国人最多得点(12ゴール)の更新に挑んでいる。
ボルドーは次戦、来る21日にホームで行われるリーグ・アン第25節でモナコと対戦する予定だ。
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