韓国の男子プロバレー選手が遺体で発見…過去にはSNSへの悪質コメントによる苦痛を吐露

韓国Vリーグ男子部のサムスン火災ブルーファングスに所属するキム・インヒョクさんが遺体で発見された。

【全文】「化粧はしていない。耐えられない」キム・インヒョクがストレスを告白

三星火災の関係者によると、キム・インヒョクさんは2月4日、自宅で遺体の状態で発見されたという。警察の捜査の結果、キム・インヒョクさんの自宅からは、外部から侵入した痕跡などは見つからなかった。

これに対し、警察は、悲観する内容のメモが発見された点をもとに、キム・インヒョクさんが“極端な選択”をしたものと見て、捜査を進める方針だ。

所属先のサムスン火災は同日、「遺族の安定のため、キム・インヒョク選手の報道について推測性、誹謗文は自制してほしい」と要請し、「今後、このような残念なことが発生しないよう努め、良い方向を提示できるようお願いしたい」と伝えた。

キム・インヒョクさんは晋州(チンジュ)の東明(トンミョン)高、慶南(キョンナム)科学技術大学を卒業したあと、2017年の新人ドラフトで、2ラウンド3位で韓国電力に入団。その後、2020年のトレードにより三星火災へと加入した。

(写真提供=KOVO)キム・インヒョクさん

なお、彼はこれまで、SNSに寄せられる悪質コメントによる苦痛を訴えてきた。2021年8月18日には自身のインスタグラムに、「数年間僕を苦しめてきた悪質コメントはもうやめてほしい。もう耐えられない」と投稿していた。

その際、コメント欄のスクリーンショットも公開。そこには「どうして化粧をするんだ」「すごく負担になる」「なんでそんな目になったんだろう」「マスカラ綺麗だね」「化粧はちょっと…」などといったコメントが書かれていた。

そして2021年12月5日以降、個人的な病気のため試合に出場しておらず、チームの練習にも参加していなかった。

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