韓国プロ野球KBOリーグで自身通算6度目のセーブ王となった元阪神タイガースのオ・スンファン(39、サムスン・ライオンズ)が、「今年の投手賞」を受賞する栄誉に輝いた。
オ・スンファンは12月2日、ソウルのエリエナホテルで行われた本紙『スポーツソウル』制定の「2021プロ野球 今年の賞」で、最優秀投手に贈られる「今年の投手賞」を受賞した。
『スポーツソウル』制定の「プロ野球 今年の賞」は、1986年から毎シーズン、選手や監督、コーチだけでなく、フロントなどKBOリーグの発展に寄与した関係者を表彰してきた。30年以上の歴史を誇り、韓国内の報道機関が主催するプロ野球の授賞式としては最大規模を誇る。
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不惑の年を迎えてもオ・スンファンのピッチングに衰えはなかった。
オ・スンファンは2021シーズン、64試合に登板して2敗44セーブの防御率2.03を記録した。全10球団の抑え投手のなかで最も低い防御率であり、救援失敗もたった一度しかなかった。
そして、今シーズンには韓国プロ野球通算300セーブ、日米韓通算450セーブ、史上最高齢での40セーブ到達という圧巻の記録の数々を打ち立てた。
来年には40歳と引退を考えてもおかしくない年齢に差し掛かりながら、いまも新たな歴史を築き続けているオ・スンファンに現役を退く考えはない。
実際、去る11月29日の「2021新韓銀行SOL KBO授賞式」でセーブ王を受賞した際には、「サムスンが優勝するまで(現役を)続ける」と力強く宣言していた。
オ・スンファンは「今年の投手賞」受賞に際し、「意義深い場で意義深い賞を受賞で来たことに感謝している。席に座ったときに周りの候補を見たら、先発投手が大勢いるなかで(抑え投手は)自分一人しかいなかった。本当に意味のある賞を受賞することができ、久しぶりにMVP候補にまで選ばれた。そのような姿がアマチュア選手の刺激になると思う。今後も良いプレーを見せ続け、ブルペンの投手も素晴らしい賞を受賞できることをたくさん見せていきたい」と語った。
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