韓国代表ファン・ヒチャン、ウルブズでの夢のような日々を語る「完璧な施設…本当に感謝したい」

ウォルヴァーハンプトン(以下、ウルブズ)の韓国代表FWファン・ヒチャン(25)は、夢に描いたイングランド・プレミアリーグでプレーしていること自体で胸がいっぱいのようだ。

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昨シーズンはドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒで出場機会を得られなかったファン・ヒチャンだが、今夏にレンタル移籍でウルブズに加入してからはサッカー人生の転換点を迎えている。

最もプレーすることを望んでいたプレミアリーグで“デビュー戦デビューゴール”を決めたのを皮切りに、現在までリーグ戦8試合(うち先発6試合)に出場して4ゴールと、チーム最多得点を稼いでいる。

こうした活躍から、最近ではウルブズが今冬にもファン・ヒチャンを完全移籍で獲得するだろうという現地報道も登場している。

(写真提供=ロイター/アフロ)ファン・ヒチャン

そんなファン・ヒチャンは、11月の2022年カタールW杯アジア最終予選2試合を戦う韓国代表メンバー25人に選出。11月8日、坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)での代表練習初日目を控え、取材陣のインタビューに応じた。

ファン・ヒチャンは「チームで練習場に入るときから“もっと頑張りたい”と言う気持ちになる」とし、毎日夢のような日々を過ごしていることを強調。「(ウルブズでは)練習から試合まですべての瞬間で完璧な施設・設備を備えている。本当に感謝したくなるほどにチームはよく世話をしてくれる」と話した。

また、ブンデス時代との比較を問われ「プレミアリーグでは少しでも油断すれば相手の激しいプレスが入る」とし、「毎回足りないところを補いながら発展する選手になりたい」と強調した。

「最高のパフォーマンスを見せたい」

プレミアリーグで上昇ムードに乗るファン・ヒチャンは、今回の韓国代表メンバーで最も肩の重い選手の一人でもある。

というのも、来る11日にホームでUAE代表、16日にアウェーでイラク代表と戦う韓国代表は、不動のストライカーであるFWファン・ウィジョ(29、ボルドー)を負傷で欠くからだ。

韓国代表率いるパウロ・ベント監督は、ファン・ウィジョの代役としてFWチョ・ギュソン(23、金泉尚武)、さらには初招集のFWキム・ゴンヒ(26、水原三星ブルーウィングス)を選出したが、どちらもA代表の経験が不足している。

それだけに、ファン・ヒチャンやFWソン・フンミン(29、トッテナム)のように、サイドと中央のどちらもカバーできる欧州組の攻撃陣にかかる期待は大きい。

韓国代表合流後、取材に応じるファン・ヒチャン

ファン・ヒチャンは「ウィジョ兄さんはこれまで良いゴールをたくさんプレゼントしてくれた。今回の試合に合流できなかったのは残念だが、ほかにも優秀な選手たちはいる」とし、「個人的には中央でもサイドでもチャンスがあれば最高のパフォーマンスを見せたい」と決意を述べた。

ホームの高陽(コヤン)総合運動場で行われるUAE代表戦は、去る2019年12月に釜山(プサン)で行われたE-1サッカー選手権以来、約2年ぶりに“100%有観客”で開催される。韓国代表の選手たちは満員の観客の前で試合を戦える可能性が高い。

ファン・ヒチャンは「観客が100%入れるということで選手たちも喜んでいる。より大きなモチベーションとなりそうだ。久しぶりに観客と楽しみながら必ず勝利で応えたい」と伝えた。

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