11月3日、「JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦」、専修大学と関東学院大学の第10節延期試合が行われた。
試合は前半11分に、コーナーキックから野末学がゴールを奪って関東学院大学が先制する。
前半40分には、野末学の縦パスを受けた村上悠緋が、ドリブルから右足を振り抜き追加点。このゴールについては、「GKからしても、ほぼノーチャンスのスピード、コース、タイミング。ああいうのを打てるのが彼のすごさ」と関東学院大学・石村大監督も評価した。
専修大学は後半7分に、村上千歩の得点で1点を返す。しかし後半32分に、橋本丈の右コーナーキックを稲川碧希が頭で合わせて、関東学院大学がリードを広げる。試合は3-1で関東学院大学が勝利を収めた。
試合後、関東学院大学・石村大監督は、「この試合は2つの意味合いを持っていた。一つは、このメンバーでできる最後のゲーム。もう一つは前節、東海大に敗れて昇格の可能性が0パーセントになり、新しいシーズンのスタートとなるゲームであった」と説明。「決して消化試合ではなく、関東学院らしいサッカーをして勝たないといけないという位置づけで臨んだ」という。
関東学院らしさについては、「今日初めてこの試合を見に来た人が、終わった後、関東学院はどういうチームだと見てもらえるか。試合前に、1年間ずっと言ってきた自分たちらしさが、どういうことかを選手に問いかけたら、泥臭さ、一体感、三原則をしっかりやって個人として相手を上回る、という言葉が選手から出てきたでの、それをしっかりピッチで体現しよう」と話したという。
しかし、その評価については、「まだまだ」とし、「1部に行くということを考えた時には、このクオリティで、また1年続けていても同じ結果でしかないと思う。10人が10人、誰が見ても同じような感想をもってもらえるようなパフォーマンスをピッチのなかで表現できるように、練習からやっていきたい」と語った。
(文=玉 昌浩)
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