ACL蔚山現代vs川崎フロンターレは韓国で正常開催へ!保健当局が隔離免除の例外適用を決定

新型コロナウイルス感染症の影響で正常開催が不透明だったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)対川崎フロンターレは、予定通り韓国国内で行われることになりそうだ。

9月8日、蔚山現代関係者によると、来る14日に韓国の蔚山文殊サッカー競技場で行われる蔚山現代対川崎フロンターレは予定通り開催されるという。

同試合は当初、正常に開催できるかどうかが不透明だった。というのも、韓国政府の保健当局が指定した新型コロナ変異株流行国のリストに日本が含まれているからだ。リストに含まれていることで、日本から韓国に入国する場合は、ワクチン接種の有無を問わず2週間の隔離が必要となる。

加えて、保健当局は「隔離免除の例外適用が難しい」という意思をほのめかしていた。

韓国開催が不可能となれば、当然、アジアサッカー連盟(AFC)に伝えなければならない。そうなると、AFCによる第3国や日本への開催地変更や、最悪の場合は没収試合となる可能性もある。

このため、韓国プロサッカー連盟はAFCに通告するデッドラインと本日(8日)までと定め、保健当局と協議した。同日午前までも、連盟は保健当局と協議を行っていた。

その結果、保健当局は川崎フロンターレにも隔離免除の例外規定を設けることを決定。8日午後、韓国プロサッカー連盟にその旨を知らせた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ACLグループステージの川崎フロンターレ対大邱FC

なお、7日まで行われた2022年カタールW杯アジア最終予選では、韓国代表と対戦したアウェーチームに隔離免除が適用された。韓国代表は2日にイラク代表、7日にレバノン代表と戦った。

特に、レバノンは変異株流行国のリストに含まれていた。だが、チームは入国後の新型コロナ検査で全員が陰性判定を受けた後、通常通り練習から試合までを消化した。ちなみに、韓国対レバノンを担当したのは日本の審判団だった。

W杯最終予選は隔離免除を認め、ACLは隔離免除を認めないという保健当局の当初の決定には「公平性に欠ける」という指摘もあった。ただ、今回の決定によって、ひとまず蔚山現代対川崎フロンターレの韓国開催は予定通り可能となった。

ちなみに、14日に豊田スタジアムで名古屋グランパスと対戦する大邱(テグ)FC、15日に長居球技場でセレッソ大阪と対戦する浦項(ポハン)スティーラースは、それぞれワクチン接種を完了。帰国後の2週間隔離は免除となるが、その代わり1週間のコホート隔離(集団隔離)を行う。

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