シカゴ・カブスの日本人投手ダルビッシュ有が、“給料泥棒”のイメージを固めてしまっている。開幕3試合連続の不振に陥った。
ダルビッシュは4月11日(日本時間)、イリノイ州シカゴのリグレー・フィールドで行われたピッツバーグ・パイレーツとのホーム戦に先発登板し、5回1/3で5安打(2被本塁打)、4三振、5失点(自責4)で降板した。
この日、1回表2死からフランシスコ・セルベリにソロホームランを浴び、3回表2死1塁でアンディ・マルテにツーランホームランを許したことが痛かった。
ダルビッシュは今シーズン、初登板だった3月31日のテキサス・レンジャーズ戦を2回2/3の3失点と、不安にスタートした。4月5日のアトランタ・ブレーブス戦も4回3失点で敗戦の原因になった。
そしてシーズン最初のホームの登板でも、早々と降板してしまった。
2012年にテキサス・レンジャーズのユニホームを着て、メジャーリーグに進出したダルビッシュは、2018年のフリーエージェント(FA)の目玉に数えられ、カブスと6年総額1億2600万ドル(約138億円)の契約を結んだ。
しかしカブスでの最初のシーズンだった昨年は、負傷によって5月にシーズンを終えた。8試合に登板して1勝3敗、防御率4.95と、カブスの期待を裏切った。
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切歯腐心で今シーズンを迎えたが、ダルビッシュはまだ期待に応えていないといわざるを得ない。
逆襲を見せなければ、“給料泥棒”という評価を覆すことは困難だ。
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