韓国代表DFキム・ヨングォン(31、ガンバ大阪)が、2022年カタールW杯アジア最終予選の初戦に向けた意気込みを語った。
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アジア最終予選でグループAに入った韓国は、来る9月2日にソウルワールドカップ競技場でイラクとの初戦を戦う。7日には、水原ワールドカップ競技場でのレバノン戦も控えている。
9月1日にオンラインで行われたイラク戦前日記者会見には、キム・ヨングォンとパウロ・ベント監督が出席。
キム・ヨングォンは「最終予選の重要性は選手たちが誰よりもよく知っている。難しい試合という意識を持たなければならない。ピッチ上でどうすれば良いかはわかっている。必ず勝利したい」と語った。
センターバックのコンビを組むDFキム・ミンジェ(24、フェネルバフチェ)は、今夏の移籍市場で欧州進出に成功した。
「ミンジェは個人の能力だけでなく、チーム的にも重要な選手だ」と強調したキム・ヨングォンは、「初めて欧州に行って適応する段階にもかかわらず、試合を上手く終えて戻ってきた。まだ数試合しか戦っていないが、欧州での経験をたくさん見せてほしい。とても長く一緒にやってきたので、(キム・ミンジェの)長所も短所もよく知っている。今まで通りにやれば良いパフォーマンスを発揮できるはずだ」と信頼を寄せた。
以下、キム・ヨングォンとの一問一答。
◇
―最終予選に臨む選手たちの覚悟はどうか。
最終予選の重要性は選手たちが誰よりもよく知っている。難しい試合という意識を持たなければならない。ピッチ上でどうすれば良いかはわかっている。必ず勝利したい。
―チームの古参として、最終予選の重要性をどのように強調しているか。
私が考えていることと同じぐらいに選手たちも大事だと思っている。ひとまず、危機が来たときにどのように対処するかを話し合っている。試合が上手く行かないときはどうすれば良いかを話し合うなど、しっかりと準備している。
―守備のパートナーとなる可能性が高いキム・ミンジェとのコンビネーションはどうか。
ミンジェは個人の能力だけでなく、チーム的にも重要な選手だ。初めて欧州に行って適応する段階にもかかわらず、試合を上手く終えて戻ってきた。まだ数試合しか戦っていないが、欧州での経験をたくさん見せてほしい。とても長く一緒にやってきたので、長所も短所もよく知っている。今まで通りにやれば良いパフォーマンスを発揮できるはずだ。
―MFチョン・ウヨン(31、アル・サッド)が、韓国への帰国便で新型コロナウイルス陽性者と同乗していたことがわかり代表不参加となった(代わりにガンバ大阪MFチュ・セジョンが追加招集)。彼の空白については。
ウヨンは惜しくも合流できなかったが、同じポジションで上手くやってくれる選手たちがいる。ウヨンと同程度に活躍できる選手は十分にいる。新しくその位置でプレーする選手を、チームメイトたちがしっかり助けなければならない。お互いによく助け合えば、心配なく試合を無事に終えることができるはずだ。
―これまでAマッチ81試合に出場した。キャリア3回目となるW杯最終予選に臨むベテランとなった心境は。
ベント監督が組織的、戦術的に望む部分はよく理解している。監督の指揮の下、どうすれば良いかはほとんどの選手が把握している。準備したとおりにやれば上手くできるだろう。以前のように難しいこともあるだろうが、監督や仲間たちと乗り越えれば最終予選も通過できるはずだ。
―最終予選は1点差の勝負が多い。セットプレーに対するプレッシャーが大きいが、得点に関する期待は。
セットプレー時に得点する選手が多い。もちろん、普段の準備もきちんとしている。特に、アウェーで上手く行かないときはセットプレーからの得点で勝ち点を得るチャンスが来るだろう。常に準備している。
―カウンターへの対策はどうか。イラク代表を率いるのは過去に韓国代表も指揮したディック・アドフォカート監督だが。
アドフォカート監督は韓国サッカーのために奮闘してくれた方だが、そのときから状況は大きく変わった。相手監督が誰であれ、自分たちの試合ができるように準備する。勝利という目標だけに焦点を合わせて試合の準備を進める。
―過去2回の最終予選はいずれも苦労したことと思うが。
最終予選で最も重要なことは精神力だ。どれだけ自信を持って試合に臨み、準備したことを発揮して、いかに闘志を出して走り続けられるかで勝敗が分かれる。負担感なく準備をして、所属チームで普段やるかのように楽しめば、きっと結果はついてくるはずだ。
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