「大谷翔平級はいないが…」阪神ロハスJr.の古巣KT、“破壊力”なくても韓国プロ野球首位のワケ

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昨シーズンの破壊力を振り返ってみると残念でならないが、それでもまた新たな力を信じている。韓国プロ野球KBOリーグで2位と1.5ゲーム差で首位を走るKTウィズの話だ。

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1年前まで、KTには47本塁打、135打点と大活躍したMVPがいた。OPS(出塁率+長打率)0.880以上の打者が3人もいて、チームの打撃指標も上位圏だった。爆発的な打撃を武器に勝利を収める試合も多く見られた。

ただ、今シーズンの破壊力は強烈ではない。8月17日までチームOPSは0.755と、同部門で10球団中5位。チーム本塁打数は66本で7位だ。

本塁打王が生まれた昨季と異なり、今季はチームの本塁打トップが現時点で全体14位にとどまっている。

昨季はチームOPS2位(0.794)、チーム本塁打数2位(163本)で、統合優勝したNCダイノスに次ぐ打撃を誇っていた。

逆転勝利数“全体トップ”から見えるKTの底力

KTを率いるイ・ガンチョル監督は17日のLGツインズ戦前、「これから特に合流する選手はいない。来るべき選手は全員来た」とし、「オオタニ級はいない。ロハスもどう過ごしているかわからないが、(KTには)来ない」とほほ笑んだ。現有戦力こそがKTの最高の戦力という意味だ。

もちろん、後半戦を控えて戦力アップがなかったわけではない。オム・サンベク(24)が兵役を終えて復帰し、イ・デウン(32)も前半戦終盤でのリハビリを終えて合流した。オム・サンベクは先発、イ・デウンはブルペンからの活躍が期待されるだけに、投手陣の層はより厚くなった。

一方、野手陣のプラス要素は大きくない。不振を極めたソイロ・アルモンテ(32)を放出し、代わりにジャレッド・ホイング(32)を獲得したことが唯一だ。

しかし、ホイングの活躍を確信することは難しい。過去にハンファ・イーグルスに在籍した経験があるホイングは、加入初年度の2018年こそOPS0.942の活躍を見せたものの、2019年はOPS0.800、2020年はOPS0.576と苦戦し、同年6月に韓国を去った。

今回、外国人選手市場にめぼしい選手がいなかったためにホイングの韓国復帰が実現したが、メル・ロハス・ジュニア(31、阪神タイガース)級の活躍は期待し難い。

米メジャーリーグの本塁打王争いで独走中の大谷翔平(27、ロサンゼルス・エンゼルス)と、昨季韓国プロ野球で打撃4冠とMVPを受賞したロハスの名前をイ監督が冗談交じりに持ち出した背景もここにある。

KT時代のロハス

それでも、今のKTには“見えない力”がある。試合終盤に底力を見せつけ、最後まで相手に食い下がる。

今季の逆転勝利数は27回で、SSGランダースとともに同部門で首位に立つ。うち4回は、7回までリードされていた試合をひっくり返し勝利を手にした。逆に、逆転負けの数は最も少ない13回だ。

イ監督は「我々の選手は不安な気持ちを持たないようだ。むしろ不安なのは私だけかもしれない」と笑顔を見せつつ、「正直、後半戦最初の3試合すべてで負けたときはかなり心配していた。ところが、選手たちは見た目よりも落ち着いていて、安定して試合を展開していく。投手と野手がお互いに信じあうことで調和を成している」と、“凝集力”を武器に戦力以上の力を発揮していることを強調した。

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