“美しい最下位”だった韓国ラグビー…初出場のオリンピックで掴んだ確かな手ごたえ【東京五輪】

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歴史的な第一歩を踏み出したオリンピックだった。

7人制ラグビー韓国代表は、東京五輪に出場した12カ国中最下位で大会を終えた。

単純な実力で見れば予想された成績だったかもしれないが、それまでの過程は期待以上だった。

韓国は五輪デビュー戦で今大会準優勝のニュージーランド相手にトライを決め、続くオーストラリア戦でもトライを記録する成果を上げたのだ。

ハイライトは“日韓戦”だった。11、12位決定戦で日本と対戦した韓国は、粘り強い組織力と最後まで諦めない執念を発揮し、19得点を挙げることに成功した。結果は19-31で敗れたものの、アジア最強国の日本を最後まで追い詰める底力を見せつけた。

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(写真提供=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)日本の松井千士(左)と握手をする韓国のアンドレ・ジン

韓国でラグビーは“非認知”種目に上げられる。非認知種目とは、ただ人気がない“非人気”種目ではなく、そもそも大衆的認知度がほとんどなく存在感そのものが薄い種目のことを指す。

イギリスやオーストラリア、ニュージーランド、フィジー、南アフリカといった強豪国ではもちろんのこと、隣国の日本でもラグビーは人気種目に挙げられるが、韓国ではそうではない。

競技のインフラも劣悪だ。実業団チームはわずか3チーム(韓国電力公社、ポスコ建設、現代グロービス)で、大学チームも10チーム(延世大学、高麗大学、慶熙大学、檀国大学など)に過ぎない。それだけに、国際大会での成績も期待しがたい。

このような悪条件で築いた歴史なだけに、その意味はさらに大きい。

韓国は去る2019年11月、自国で行われた東京五輪アジア最終予選で香港に奇跡のような逆転ドラマを演じ、初のオリンピック出場を決めた。1923年に韓国でラグビーが導入されてから約100年でようやく手にした快挙だった。

今回の東京五輪出場を通じ、韓国ラグビーは新たな地平を切り開いた。何より、今年初めに新しく就任した韓国ラグビー協会のチェ・ユン会長を中心に、新たな風が吹いているという点がポジティブだ。

チェ会長は積極的な支援で代表チームのオリンピック出場をサポートし、代表チームもそれにふさわしい結実を結び、韓国ラグビーの可能性を証明した。

もっとも、韓国ラグビーは東京五輪を通じて新たに多くの課題を発見した。ただ、次回の2024年パリ五輪までにそれらを解決することができれば、世界で十分に戦える競争力を備えることができるだろう。

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