今夏のバレンシア退団が噂される韓国代表MFイ・ガンイン(20)に、プレミアリーグ方面から熱視線が届いている。
イギリスメディア『フットボール・ファンキャスト』は8月10日(日本時間)、「ウォルヴァーハンプトンはバレンシアからイ・ガンインを獲得するために早急に動かなければならない」と報じた。
バレンシアとの契約を1シーズン残した状態のイ・ガンインは、今夏の移籍市場でチームを離れる可能性が高い。イ・ガンイン自身、バレンシアとの契約延長に否定的なスタンスだ。
このため、バレンシア側も契約満了が迫るイ・ガンインの売却を模索している。イ・ガンインはこれまで、ACミランやユベントス、マルセイユなど、複数のクラブへの移籍説で注目を集めてきた。
イ・ガンインは契約期間が残り少ないため、安価で獲得できるものと見られている。現時点でバレンシアが要求している移籍金は1000万ユーロ(日本円=約13億円)程度だという。
『フットボール・ファンキャスト』は、「ウォルヴァーハンプトンは昨シーズンの移籍市場で莫大な支出をした。しかし、今シーズンは移籍市場で使用できる資金が制限的だ」と分析。
続けて、「ウォルヴァーハンプトンは限られた移籍金で良い選手を連れてこなければならない。バルセロナからレンタル移籍で獲得したトリンコンがその事例だ」と付け加えた。
ウォルヴァーハンプトンにイ・ガンインの獲得を強く勧めている同メディアは、「ウォルヴァーハンプトンはイ・ガンイン獲得に関心があった。昨年までは莫大な移籍金が必要だったが、状況が変わった」とし、「イ・ガンインの年俸は1000万ユーロだ。この価格であれば、ウォルヴァーハンプトンは無条件でイ・ガンインを獲得しなければならない」と強調した。
また、同メディアはイ・ガンインについて、「韓国最高の有望株であるだけでなく、東京五輪でも印象的だった。特に、彼のボールタッチはあまりに印象的だ。ドリブルも幻想的だった」と絶賛した。
同メディアは最後に、「イ・ガンインの若さを考えれば、間違いなく記録は良くなるだろう。イ・ガンインは何が何でもウォルヴァーハンプトンの獲得第1候補になるべきだ」と主張した。
前へ
次へ