銅は約500円、銀は約5万円。では金は? 気になる東京オリンピックのメダルの価値

2021年08月03日 スポーツ一般 #東京五輪

オリンピックに参加する選手にとって、メダルは何にも代えがたいかけがえのない貴重なものに違いない。選手たちは大会でメダルを獲得するために、数年間という長い時間で血と汗と涙を流してきた。

現在行われている東京五輪も、中盤を過ぎて早くも後半へと突入している。全世界約200カ国の選手が一堂に会し、新たな歴史を刻むために激しい競争を繰り広げている。

そんななか、『CNN』は最近、オリンピックメダルの価値を換算し、その内容を報じた。

メダルのデザインは大会ごとに変わる。同メディアによると、川西純市氏のデザインが採用された東京五輪のメダルは、金・銀・銅それぞれ直径85ミリで、厚さは7.7ミリから12.1ミリとなっているという。

金メダルは実際の金メッキ加工がなされた純銀で作られた。総重量556グラムのうち、約6グラムの金が入っている。

また、銀メダルも純銀で作られていて、重さは約550グラム。一方、銅メダルは重さ約450グラムで、95%の銅と5%の亜鉛で作られている。

『CNN』は「現在の価格で東京五輪メダルの価格を計算してみると、金メダルは約800ドル(日本円=約8万7700円)、銀メダルは約450ドル(約4万9360円)、銅メダルは約5ドル(約550円)になる」と報じた。

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東京・お台場に設置されているオリンピックのモニュメント

1億の価値がついたメダルも

同メディアは、過去にオークションで販売されたオリンピックメダルの価格も紹介した。

今月初め、近代オリンピックの第1回大会となる1896年アテネ五輪で優勝した際に与えられたメダルが、オークションで18万111ドル(約1975万1000円)で落札された。

また、キューバの射撃選手レウリス・プポが2012年ロンドン五輪で獲得した金メダルが、7万3200ドル(約802万7150ドル)で落札された。

これらのメダルは、いずれもアメリカのオークション会社であるRRオークションで販売された模様だ。

歴代最高価格のメダルは、1936年ベルリン五輪でジェシー・オーウェンズが獲得した金メダルだという。

アフリカ系アメリカ人で黒人のオーウェンズは、100メートルなど陸上競技の4種目で金メダルを獲得。当時、オリンピックをアーリア人の優秀さを証明する場にしようとしたアドルフ・ヒトラーの鼻をへし折ってみせた。

なお、オーウェンズのメダルは2013年のオークションで146万ドルで落札されたようだ。この額は、現在のレートで約1億6010万4330円となっている。

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