スポーツに勝利と敗北は共存する。勝者がいれば敗者も存在し、誰もが勝者になることを望んでいる。
【写真】韓国選手団の弁当の中身は?給食センターはどんな場所?
オリンピックは特に国を代表して競技を行うだけに、大会に参加する選手は勝利に対する切実さがいつになく大きくなるしかない。
そして、数多くの国と戦う中でもスポーツの“日韓戦”だけは譲れないという気持ちは、韓国の国民も選手も同じはずだ。
現在行われている東京五輪でも、さまざまな種目で“日韓戦”が予定されている。
すでに終了した“日韓戦”のなかでは、7月26日に行われたアーチェリーの男子団体準決勝で日本と韓国が対戦。試合は第4セットを終えて同点となり、シュートオフにもつれたが、キム・ジェドク(17)の放った矢が日本の選手よりも的の中央に近かったため、韓国が勝利。その後、韓国は決勝で台湾を下し、金メダルを獲得した。
一方、28日に行われたアーチェリー女子個人2回戦では、中村美樹(28)がチャン・ミンヒ(22)に勝利。卓球女子シングルス準々決勝では伊藤美誠(20)とチョン・ジヒ(28)が対戦し、伊藤が4-0で完勝した。
本日(29日)には、女子ハンドボールの予選リーグ第3節で日本と韓国が激突する。現在まで行われた2試合で、日本は1勝1敗、韓国は2敗としている。グループ6チーム中4位までが決勝トーナメントに進出できるだけに、韓国としては日本相手に勝利が必要な状況だ。
柔道でも“日韓戦”が繰り広げられる。30日に行われる男子100キロ超級で、キム・ミンジョン(20)と原沢久喜(29)が初戦で対戦する。
女子バレーボールの“日韓戦”も控える。韓国と日本は、31日に有明アリーナで行われるグループA第4戦で激突する。同競技でもグループ6チーム中4位まで決勝トーナメントに進出できるため、韓国としては日本戦での勝利が必須だ。
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