テコンドー宗主国・韓国のプライドがズタズタ…“金メダルなし”では終われないが厳しい現実

2021年07月27日 スポーツ一般 #東京五輪

テコンドーのイ・ダビン(25)と、イン・ギョドン(29)が最後の金メダル獲得に乗り出す。

【注目】「生きた伝説」も衝撃負け…韓国テコンドーの屈辱が現実味

これまでテコンドーの宗主国として、国際大会で多くのメダルを取ってきたテコンドー韓国代表だが、今回の東京五輪で2日連続金メダル獲得に失敗し、面子をつぶした。

初日の7月24日、銅メダル1個に止まったのが残念だった。男子58kg級世界ランキング1位のチャン・ジュン(21)は予選で巡航したが、ベスト4でモハメドハリル・ジェンドゥビ(チュニジア)に19-25で敗れた。幸いなことに、銅メダル決定戦でオマル・サリム(ハンガリー)を46-16で下し、メダル獲得には成功した。

しかし同日、2016年リオデジャネイロ大会の金メダリストであるキム・ソヒを破り、韓国代表となった女子49kg級のシム・ジェヨン(28)が準々決勝で敗退し、大きな悔しさを残した。

7月25日にはテコンドーの看板選手である68kg級のイ・デフン(29)がベスト16で敗退し、衝撃を与えた。同階級世界ランキング1位のイ・デフンは、ランキング32位のウルグベク・ラシトフ(ウズベキスタン)を相手に延長の末、19-21で敗れた。

イ・デフン(左)

世界選手権大会でメダル4個(金3、銅1)、アジア大会でメダル2個を獲得したイ・デフンの序盤の脱落は衝撃だった。しかも、イ・デフンが競技後に引退を宣言したため、彼がオリンピックでメダルをかける姿をこれ以上見ることができなくなった。同日、2017年世界選手権大会優勝者の57kg級のイ・アルム(29)も16強戦で羅嘉翎(LO Chia-Ling、台湾)に延長の末18-20で敗れ、ノーメダルに終わった。

これまでテコンドーは2000年シドニー大会3個、2004年アテネ大会2個、2008年北京大会4個、2012年ロンドン大会1個、2016年リオデジャネイロ大会2個と、毎大会で金メダルを獲得し、代表的なオリンピック制覇種目に定着してきた。しかし計6人のテコンドー韓国代表選手の中で、7月26日までメダルを獲得した選手は銅メダルのチャン・ジュンだけだ。

これによって7月27日、女子67kg超級のイ・ダビンと男子80kg超級のイン・ギョドンに最後の期待をかけることになった。2019年の世界テコンドー選手権大会73kg級優勝者であり、ランキング4位のイ・ダビンと、2019年コリアオープン国際テコンドー大会87kg級1位のイン・ギョドンが、東京でオリンピック初メダルと共に宗主国のプライドを守るために乗り出す。

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