ソン・フンミンのゴール炸裂!! コロンビアに快勝の韓国は“強豪に強いチーム”だ

サッカー韓国代表が再び“強豪に強いチーム”であることを証明した。

ベント監督率いる韓国代表は3月26日、ソウルワールドカップ競技場で開かれた南米の強豪コロンビアとの親善試合で、2-1の勝利を収めた。

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韓国は密集守備を繰り広げる格下の対戦相手よりも、むしろ積極的に攻めてくる強豪との対決で良い試合内容を見せている。昨年10月にもFIFAランキング5位のウルグアイを相手に積極的なサッカーを展開しながら、2-1の勝利を収めた。今回のコロンビア戦では、攻撃的な試合展開が韓国に好材料として作用した。

決勝ゴールを決めたイ・ジェソンがファン・ウィジョ、ソン・フンミンと喜びを分かち合っている

ベント監督は、コロンビア戦でもツートップをテストした。監督就任以来、1月のアジアカップまでずっと4-2-3-1のフォーメーションを使っていたが、3月のAマッチでは3月22日のボリビア戦からツートップを試し、変化を加えた。

韓国はボリビア戦で22本のシュートを放ち、試合の主導権を終始握ったが、得点はわずか1点に終わる物足りなさを残した。ただ決定力こそ不足があったものの、全体的な試合内容やチャンスメイキング、選手たちの戦術理解度は合格点といえた。そのためベント監督は、FIFAランキング12位のコロンビアを迎えても、ボリビア戦と同じ4-1-3-2を活用した。

コロンビアは、プレミアリーグ・エヴァートンで活躍しているDFジェリー・ミナを中心に4バックで臨んだ。南米の強豪らしく、アジアのチームを相手に退かないサッカーを見せた。コロンビアは攻撃時、4バックラインをハーフライン近くまで果敢に押し上げながら、コンパクトなサッカーを通じて韓国を攻略しようとした。

しかしコロンビアの攻撃的な姿勢は、韓国にスキを見せた。コロンビアDFの裏のスペースに最前線のソン・フンミンが走り込み、試合序盤から何度も当惑させた。ソン・フンミンは試合開始から20分間で4本もシュートを放っており、特に前半16分には強力な右足シュートで先制ゴールを決めた。

前半16分にゴールを記録し、喜ぶソン・フンミン

ソン・フンミンは昨年9月のベント監督就任以来、Aマッチで8試合連続無得点だった。そのため今回のゴールは、より一層大きな意味があった。ソン・フンミンは先制ゴールを決めた3分後、再び得点のチャンスを迎えたが、そのシュートはゴールポストを直撃して惜しくも外れた。

コロンビア戦では、4カ月ぶりにGKチョ・ヒョヌが韓国のゴールを守った。チョ・ヒョヌは昨年、ロシアW杯を通じて韓国No.1GKに浮上し、多くの話題を集めた。しかし昨年9月からベント監督が韓国代表の指揮をとりながら、GKのポジション争いはゼロベースからリスタートとなった。

ベント監督は昨年Aマッチで、キム・スンギュとチョ・ヒョヌを等しく起用しながら、レギュラー競争に火をつけた。しかし、1月のアジアカップでキム・スンギュがレギュラーGKとなり、チョ・ヒョヌは長い時間、ベンチを守らなければならなくなった。昨年11月にオーストラリアで行われたウズベキスタン戦以降、チョ・ヒョヌはAマッチに出場していなかった。

コロンビア戦でファインセーブを見せたGKチョ・ヒョヌ

しかしチョ・ヒョヌは、コロンビア戦を前にキム・スンギュが腸炎の症状を見せたことで、試合ぶりに出場機会をつかんだ。チョ・ヒョヌの所属チームである大邱FCは、1試合当たりの失点が平均0点台で、Kリーグを躍動している。

チョ・ヒョヌは韓国代表として久しぶりに出場したコロンビア戦で失点したが、何度も相手FWの鋭いシュートを体で防ぎながら勝利に貢献した。今回の大活躍によって、ベント・コリアのGKは、またしばらく2人のポジション争いが継続すると思われる。

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