日本代表DF冨安健洋(22、ボローニャ)のトッテナム移籍が目前に迫っているようだ。韓国メディア『OSEN』もその動向に注目している。
イギリスメディア『スポーツ・ウィットネス』がイタリアメディア『イル・レスト・デル・カリーノ』の報道を引用したところによると、トッテナムが2000万ユーロ(日本円=約26億1300万円)を提示した一方、ボローニャは2500万ユーロ(約32億6620万円)を望んでいるなど移籍金に隔たりはあるものの、両クラブは近く交渉を終える見通しだという。
サイドバックとセンターバックの両方をこなせる冨安は、現在のトッテナムで右サイドバックを務めるコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエ(28)の離脱に備えた獲得ターゲットだ。
アビスパ福岡でプロデビューした後、ベルギーのシント=トロイデンを経て2019年夏にボローニャへ移籍した冨安は、過去2シーズンを主力として活躍。セリエAでは移籍初年度の2019-2020シーズンは29試合、2020-2021シーズンは31試合に出場している。
また、日本代表でも不動のセンターバックとして活躍しており、2018年のA代表デビューから現在までにAマッチ23試合に出場。去る3月の韓国との国際親善試合でも強固な守備力を披露し、韓国のサッカーファンに強烈な印象を与えた。
冨安は現在、東京五輪を控えるU-24日本代表メンバーにも選ばれており、自国開催のオリンピックでメダル獲得を目指している。
冨安はトッテナムの新SD(スポーツディレクター)ファビオ・パラティチ氏の獲得第1号となる可能性が高い。イタリアメディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、東京五輪開幕前にも冨安のトッテナム移籍が完了するものと予想している。
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