「(ソン・)ミンギュがいなくて残念だが…」
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浦項(ポハン)スティーラースの副キャプテンDFカン・サンウ(27)が、5年ぶり出場のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)へ並々ならぬ決意を明かした。彼は出国前、本紙『スポーツソウル』のインタビューに応じている。
カン・サンウは前回出場の2016年大会で4試合に出場した。「久しぶりのACLで自分自身期待している。(キム・ギドン)監督もACLがどれだけ重要かを話してくれた。しっかり準備もできたので、良いパフォーマンスを発揮できるだろう」と語る。
名古屋グランパス(日本)、ラーチャブリー(タイ)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と同居したグループGについては、「戦力的に我々より劣勢のチームもいる」としつつも、「だからといって甘く見てはならない。いつもほかのチームよりさらに一歩上回る気持ちで臨もうとしている。そうすれば良い試合ができるはずだ」と強調した。
昨季Kリーグでは8ゴール12アシストを記録し、アシスト王とベストイレブンに選出。今シーズンも現在まで18試合5アシストを挙げているカン・サンウは、6月上旬に行われた2022年カタールW杯アジア2次予選で韓国代表に初招集された。そして、9日のスリランカ戦ではA代表デビューも飾っている。
「多くのことを学び自信も付いた。学んだ分だけ期待するところもあると思う。これまでよりさらに頑張らなければならないというプレッシャーもある。もっと自信を持って、誇りを持ってプレーしたい」
ただ、今回のグループステージには左サイドの縦ラインを務めたFWソン・ミンギュ(21)がいない。リーグ戦7ゴールで最多スコアラーのソン・ミンギュは現在、U-24韓国代表2次招集メンバーに選出され、国内でトレーニングに励んでいる。
「残念だがミンギュ抜きで戦わなければならない。だが、チームにはイム・サンヒョプ兄さんやパラシオスといった優れた選手がほかにもいる。シナジー効果を発揮したい」
ACLに強いベテランFWイム・サンヒョプ(32)や、フィジカルとスピードを兼ね備えるコロンビア人FWマヌエル・パラシオス(28)の名を挙げたカン・サンウ。右利きながら左サイドバックを主戦場とする彼は、ほかにも右サイドバックや両ウィング、さらにはトップもこなすことができる。
左ウィングのソン・ミンギュが不在の今、カン・サンウが1列前で起用される可能性もあるだろう。初戦のラーチャブリー戦では本職の左サイドバックでプレーしたが、同ポジションはオーストラリア人DFアレックス・グラント(28)やDFキム・リュンソン(20)も消化できる。
「監督はあいまいに伝えた。シュートの練習はしているが、FWとして準備しなければならないのかはわからない。(監督は自分を)前線の1枚とも計算しているだろう」
前回出場の2016年大会は1勝2分3敗のグループステージ敗退に終わった。「心理戦や雰囲気で動揺せず、自分たちのプレーに自信を持たなければならない」というカン・サンウは、「まずは良いパフォーマンスでグループを突破することが究極の目標だ。個人的には国際舞台でも通用するということをお見せしたい」と意気込んだ。
浦項と名古屋は本日(6月25日)、タイ・バンコクのラジャマンガラ・スタジアムで激突する。
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