“美人双子”で知られる韓国女子バレー選手のイ・ジェヨン(24)とイ・ダヨン(24)に、コート復帰の見通しが立っているようだ。
興国生命ピンクスパイダーズのキム・ヨイル団長は6月22日、韓国バレーボール連盟(KOVO)で行われた理事会に出席した際、イ・ジェヨンとイ・ダヨンを来る30日までの選手登録する旨を明かした。また、イ・ダヨンの海外移籍も進めているという。
女子バレー韓国代表の主力でもあった2人は、2020-2021シーズン途中の今年2月、学生時代にいじめの加害者だった疑惑が浮上した。その内容も、「一緒に宿舎を利用した際、“任せた仕事をしなかった”という理由でナイフで脅迫された」や「“汚いから”、“臭いから”と、隣に来るなと言われた」、「事あるごとにお金を取られ、腹をつねられたり、口を叩いたり、集められて拳で頭を殴られたりした」など悪質なものだった。
2人は疑惑浮上後、自身のSNSを通じて直ちに謝罪文を発表。ただ、その後所属する興国生命から無期限の出場停止処分を下され、韓国バレーボール協会(KVA)からも代表資格をはく奪されていた。
今回のキム・ヨイル団長の発言によって、来る30日の選手登録締切日により一層注目が集まることとなった。仮に選手登録をしなかった場合、2人は自由契約選手の身分になってしまうため、興国生命はひとまず登録だけ行うものとみられる。
ただ、コート復帰時は2人が同じチームでプレーすることはないようだ。イ・ジェヨンは国内Vリーグに復帰する可能性が高いが、イ・ダヨンはギリシャの女子バレーボールチームPAOKへの移籍が噂されている。
もっとも、KVAは2人のいじめ発覚時に「性的暴行、暴力、八百長など社会的物議を引き起こし、バレーボール界に重大な被害を及ぼした者に対しては、海外進出の資格を制限する」としていた。
また、韓国から海外進出時はKVAから国際移籍同意書(ITC)をもらわなければならないが、KVAはイ・ダヨンへのITC発給を行わない意向であるとも伝えられている。
キム団長はこれについて、22日の理事会で「球団が(選手を海外に)行かせるというのに、なぜ協会がITCの発給を拒否するのか」と不満もあらわにしていた。
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