VNL初の連勝に涙も…女子バレー韓国代表、日本戦から続いた8連敗のドロ沼脱出に成功

イタリア人のステファノ・ラバリニ監督が率いる女子バレー韓国代表は、6月15日(日本時間)に行われたFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)予選12日目のカナダ戦をセットカウント3-2(15-25、25-18、27-29、25-20、21-19)で勝利した。

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これで今大会3勝9敗の勝ち点9とし、順位を出場16カ国中14位とした韓国は、前日(14日)のセルビア戦で大会2勝目をマーク。

予選3日目(5月27日)の日本戦から続いた8連敗を断ち切り、カナダ戦で初の連勝に成功した。

パク・ジョンアがエース不在の韓国をけん引

カナダ戦は試合時間2時間41分の熱戦となった。主役となったパク・ジョンア(28、韓国道路公社ハイパス)は、勝利の瞬間に思わず涙を流した。

簡単な試合ではなかった。韓国は第1セットをカナダに奪われる不安なスタートを切ったが、粘り強い守備と効率的なアタックでカナダを攻略した。

パク・ジョンアはこの日、24得点でチーム最多得点者となると、キャプテンのキム・ヨンギョン(33)が23得点、チョン・ユジン(20、現代建設ヒルステート)が15得点、ヤン・ヒョジン(31、現代建設ヒルステート)が12得点と続いた。

(写真提供=KOVO)Vリーグでのパク・ジョンア

何より嬉しいのがパク・ジョンアの台頭だ。ラバリニ監督はセルビア、カナダとの2連戦で、パク・ジョンアをライトではなくレフトで起用した。パク・ジョンアはセルビア戦でも12得点を挙げ、レフトでのポテンシャルも見せつけた。

ラバリニ監督は、以前までの代表エースであるイ・ジェヨン(24)が学生時代のいじめ発覚で代表資格をはく奪されて以降、彼女が抜けたレフトの穴埋めに悩まされてきた。

VNL開幕後はイ・ソヨン(26、KGC人参公社)を重用したこともあったが、めぼしい活躍は見られず。結局、ラバリニ監督は次にパク・ジョンアを指名し、新しいプランの実行に突入した。

ラバリニ監督は大会前、「パク・ジョンアはライトをこなせるだけでなく、レフトが果たすべきレシーバーの役割をライトで肩代わりできるほどの選手だ」と評価していた。

こうした監督の信頼に、パク・ジョンアはパフォーマンスで答えて見せている。彼女は試合後、「本当に大変な試合だったので勝てて嬉しい。強いサーブで相手を苦しめようとした」とし、「残りの試合ではできるだけ多くの試合で勝ちたい」と明かした。

韓国は今後、18日にブラジル、20日にトルコ、21日にオランダと対戦予定だ。

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