“イジメ美人姉妹”の代わりになる選手は?女子バレー韓国代表がVNLで見つけたい「新プラン」とは

東京五輪への準備を進める女子バレー韓国代表が、FIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)で新プラン探しに努める。

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ステファノ・ラバリニ監督率いる韓国は、来る5月20日にイタリア・リミニへ出発する。韓国は25日から来月20日まで行われるVNLに参加し、計15試合を戦う。同大会は7月に開催予定の東京五輪の“前哨戦”でもある。

新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年1月から約1年4カ月も代表を離れ母国イタリアに滞在していたラバリニ監督。今回久しぶりの合流となったが、この間でチームには大きな変化が起きた。

その最たるものが、代表エースのイ・ジェヨン(24)、主力セッターのイ・ダヨン(24)の離脱だ。双子姉妹は今年2月に学生時代のいじめが発覚し、韓国バレーボール協会(KVA)から代表資格を剥奪されていた。ラバリニ監督としては戸惑うしかない状況だ。

イ・ジェヨン(左)とイ・ダヨン

それでも、監督は「今いる戦力で代表を最大限強化する」という下絵を描いている。

ラバリニ監督は「東京五輪アジア予選以降、多くの出来事があり、負傷者もたくさん発生した。選手の構成に明らかな違いがある」とし、「与えられた状況で最上の選手を選び、彼女たちとともに我々ができる最善のバレーボールを見せたい」という意志を示した。

空白を埋め得る選手は誰か

最優先課題はイ・ジェヨンの穴埋めだ。

ラバリニ監督は「レフトではイ・ソヨンが継続して良いプレーを見せている。以前の代表では交代選手として活躍していたが、今度は主力として活躍してくれるだろう」とし、イ・ジェヨンの空白をイ・ソヨン(26、KGC人参公社)で埋める計画を明かした。

イ・ソヨンは2020-2021シーズン、GSカルテックス・ソウルKIXX所属でチームの3冠達成をけん引。自身もチャンピオン決定戦MVPに輝くプレーぶりを見せていた。

(写真提供=KOVO)イ・ソヨン

イ・ダヨンに代わるセッターはまだ決まっていない。VNLにはヨム・ヘソン(30、KGC人参公社)、アン・ヘジン(23、GSカルテックス)、キム・ダイン(22、現代建設ヒルステート)ら3人のセッターが出場予定だ。

ラバリニ監督は「ヨム・ヘソンとアン・ヘジンはすでに代表チームでの経験がある。キム・ダインも今後、トレーニングと大会をこなしながら彼女だけの特性を把握したい」とし、「3人のセッター全員に機会を与えながらそれぞれの持ち味を理解し、オリンピックでは2人のセッターを選抜する予定だ」と述べた。

ライトの一枠はパク・ジョンア(28、韓国道路公社ハイパス)が務める見通しだ。

ラバリニ監督は「パク・ジョンアはライトのポジションを消化できるし、レフトがこなすべきレシーバーの役割をライトが肩代わりできる戦術も消化できる選手だ」とし、「2年前はライトよりもレフトでの効率が高かったが、ここ数回の練習ではライトとしての可能性を見せている。今回のVNLではライトでパク・ジョンアを起用する」と公言した。

キム・ヨンギョン

代表キャプテンを務めるキム・ヨンギョン(33、興国生命ピンクスパイダーズ)は「今回のVNLは東京五輪を準備するための過程なので、一生懸命プレーして戻ってきたい」とし、「若い選手のファイトが良く、チームの雰囲気も良い」と準備が順調であることを明かした。

また、東京五輪については「選手村にあるオリンピックまでのカウントダウンが毎日減るのを見て、本大会まで残りわずかに迫っていることを実感する」と話すと、「まだ開催に関して落ち着かない部分があり少し心配だが、大きく神経は使わず一生懸命準備している」と述べた。

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