元カープのピレラが韓国で大爆発中、開幕前の予想をかき消す活躍ぶり「誰が中長距離打者と?」

「誰がピレラを中長距離打者と言った?」

韓国プロ野球のサムスン・ライオンズが、豪快なスイングと俊足でチームを引っ張る新助っ人打者ホセ・ピレラ(32、元広島東洋カープ)の活躍に笑みが抑えられないようだ。

【インタビュー】好調のピレラが語る韓国プロ野球

ピレラは4月24日、光州(クァンジュ)で行われたKIAタイガースとのビジター戦で本塁打1本を含む5打数3安打の猛打を記録し、サムスンを8対4の勝利に導いた。

早くも打線の中核に

ピレラは1回表、一死二塁の状況で左翼手の横を抜ける三塁打でこの試合初打点を記録。3回には左中間に2点本塁打を放ち、計3打点を記録している。

打席でのピレラ

ピレラは24日の試合まで76打数24安打(打率0.316)、7本塁打、17打点と早くもサムスン打線の中核を担っている。本塁打はNCダイノスのアーロン・アルテール(8本)に次いで2位、打点4位、長打率3位(0.658)となっている。

特に、21日に行われたSSGランダースとのホーム戦では4番レフトとして先発出場し、3回と4回に連続本塁打を放った場面がセンセーショナルだった。

サムスンのホ・サムヨン監督は今季直前、「ピレラは打線のキープレーヤーだ」と語っていた。専門家たちは、「メジャーリーグ経験のあるピレラがサムスン打線で役割を果たすだろう。長打力よりは俊足と正確な打撃をする」と予想していた。

良い意味で期待を裏切る活躍

そして今季、10試合終了時点では識者の言葉通りとなるかに見えた。ピレラはほかの外国人打者同様、時おり安打を記録し、とある日は無安打で徐々に韓国野球へと適応するかに見えたが、4月中旬からは急に勢いに乗り始めた。

守備でも奮闘中のピレラ

4月10日のKTウィズ戦で初本塁打を放ったピレラは、以後13試合で7本の本塁打を記録している。まだシーズン序盤ではあるものの、ピレラは速いスピードで韓国野球に適応している様子だ。

ベネズエラ出身で183センチ、99キロの体格を誇るピレラは、メジャーリーグ通算5シーズンで302試合、909打数234安打、打率0.257、17本塁打を記録。日本プロ野球の広島東洋カープで活躍した昨年は、99試合で0.266の打率と11の本塁打を記録していた。

事前の予想とは異なり、ピレラが“ホームランバッター”として認識され始めた現在、韓国の投手たちがどのような対策を取るのかに注目が集まっている。

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