女子ゴルフ世界ランキング1位のコ・ジンヨン(26)が、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーの「ヒューゲルAirプレミアLAオープン」(賞金総額150万ドル=約1億6100万円)で3位タイに終わった。
2019年8月から世界トップの座を守っているコ・ジンヨンは4月25日(日本時間)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのウィルシャーCC(パー71)で行われたLAオープン最終第4ラウンドに参加するも、アイアンショットが鈍り、2バーディー3ボギーでの合計14アンダーの「270」を記録。今大会で彼女がオーバーパースコアを記録したのは初めてだった。
コ・ジンヨンはこの日、グリーン的中率が4ラウンドで最も低調な66.7%(1218個)を記録した上、パット数も31を叩いている。
女子世界ランキング1~3位全員が出場することでも関心を集めた今大会だが、世界2位のパク・インビ(33)は15位タイ(6アンダー、278)、同3位のキム・セヨン(28)は17位タイ(5アンダー、279)とだった。しかし、これまで1.01点だったコ・ジンヨンとパク・インビの平均ランキングの点差はさらに開くこととなった。コ・ジンヨンは今季出場した5大会で、4度のトップ10入りを果たしている。
1打差の2位でスタートし、序盤は好調な姿を見せていたコ・ジンヨンだったが、第3ラウンドで見せたな鋭いショットは鳴りを潜めていた。今大会の優勝は同日4アンダー「67」をマークして、合計16アンダー268を記録したコ・ジンヨンの「親友」ブルック・ヘンダーソン(カナダ)が獲得している。
2015年にLPGAデビューをはたしたヘンダーソンは通算10勝目を挙げた。今大会の優勝は2019年6月の「マイヤーLPGAクラシック」以来22ヵ月ぶりのことだ。
4打差の3位でスタートしたヘンダーソンに運が味方していた。ヘンダーソンは11番ホール(パー4)で、グリーン横のバンカーの丘に当ったボールがピン方向に転がってバーディーを奪い、12番ホール(パー3)では30メートルを超えるチップショットがホールに吸い込まれ、続けてバーディーを記録した。ヘンダーソンがバーディーを取った2つのホールでコ・·ジンヨンは、連続ボギーを叩いてしまったためスコアが開いた。
2021年シーズン初大会の「ダイヤモンド·リゾート·オブ·チャンピオンズ」で優勝したジェシカ・コルダは、18番ホール(パー3)で1.8メートルのバーディーパットを沈め、2位に躍り出た。
また、ユ・ソヨンは5位タイ(12アンダー272)、イ・ジョンウン6が7位(11アンダー273)にランクインし、トップ10内に韓国女子ゴルファー3人が入る結果となった。
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