韓国Kリーグで早くも“2強”体制構築か…全北現代、蔚山現代の対抗馬はいない?

2021年04月14日 サッカー #Kリーグ

韓国Kリーグ1(1部)で早くも“2強”体制が固まりそうだ。

【関連】蔚山現代ホン・ミョンボ監督が代表選手に語った“自覚”

第9節までを終えたKリーグ1で、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが勝ち点23、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が勝ち点20を確保し、先頭を走っている。

どちらも開幕前に監督交代を行ったにもかかわらず、例年と変わらぬ巡航を続けている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)全北現代モータース

キム・サンシク新監督率いる全北現代は、「タッチゴ(ひたすら)・コンギョク(攻撃)」という意味から“タッコン・サッカー”と呼ばれるクラブの伝統の復活を宣言している。

キム監督はシーズン前に1試合当たり2ゴールを約束した。そして実際に9試合22ゴールと、1試合当たり2.44ゴールを決めている。全北現代はここまで7勝2分の首位と、唯一無敗を貫いている。

新加入のロシア人FWスタニスラフ・イリュチェンコ(30)が7ゴールで得点ランキング首位を走り、MFハン・ギョウォン(30)、MFイ・スンギ(32)、ガンビア代表MFモドゥ・バーロウ(28)が各3ゴールと、バランスの取れた得点分布を見せている。

全北現代に勝ち点3差で2位の蔚山現代も、FWイ・ドンジュン(24)やFWキム・ミンジュン(21)らの活躍に支えられ、6勝2分1敗を記録している。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)蔚山現代のイ・ドンジュン(中央)

3位には蔚山現代と勝ち点5差の城南(ソンナム)FC(勝ち点15)がつけているが、上位2チームの対抗馬になれるかは疑問だ。城南FCは昨シーズン、開幕4試合で2勝2分を記録して3位に上がったが、夏に入り急激に低迷していた。

“名門復活”を掲げるFCソウルと水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスも、相次ぐ負傷者の発生で勢いに陰りが見えている。平日試合が続く過密日程で選手層の限界に直面しているようだ。

このほか、昨シーズンのファイナルA(上位グループ)に入ったチームも成績が振るわない。

昨シーズン、リーグ最多の56得点をたたき出した浦項(ポハン)スティーラースは、ここまで12チーム中8位にとどまっている。2シーズン連続5位でフィニッシュした大邱(テグ)FCも1勝4分4敗の絶不調で11位に沈んでいる。ただ、開幕3連敗を喫した江原(カンウォン)FCが直近6試合で3勝3分と無敗を続けているのは興味深い。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集