2021シーズン初のメジャー大会「ANAインスピレーション」を終えた後、1週間程度の休息が設けられた米国女子ツアーが、今週からハワイで再開される。
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今シーズン6大会目となる「ロッテ選手権」が、米ハワイ州オアフ島のカポレイGCで4月15日(日本時間)から18日にかけて行われる。賞金総額は200万ドル(日本円=約2億2000万円)で、優勝賞金は30万ドル(約3300万円)だ。
カポレイGCは過去1996~2001年に米国女子ツアー「ハワイアン女子オープン」の会場となったほか、2012年からの3年間は米国男子ツアー「パシフィックリンクスハワイ選手権」も開催していた。
「ロッテ選手権」は昨シーズン、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて大会が中止に。2年ぶり開催となる今回は、ブルックス・ヘンダーソン(23、カナダ)が2018年、2019年の優勝に続いて大会3連覇に挑戦する。
今大会には世界ランキング2位パク・インビ(32)、3位キム・セヨン(28)、4位ネリー・コルダ(22、アメリカ)、5位ダニエル・カン(28、アメリカ)、6位レクシー・トンプソン(26、アメリカ)、7位ヘンダーソン、8位キム・ヒョージュ(25)、9位ミンジー・リー(24、オーストラリア)、10位畑岡奈紗(22、日本)らが出場。1位コ・ジンヨン(25)を除くトップ10の選手が総出動する。
「ANAインスピレーション」で優勝したパティ・タバタナキット(21、タイ)や、世界ランキング14位のパク・ソンヒョン(27)らは今大会に出場しない。
今夏に控える東京五輪への出場を目指すパク・インビは3月末に行われた「キア・クラシック」で優勝し、「ANAインスピレーション」でも7位タイに入賞。ここまで平均ストローク部門で1位(69打)を走っている。
また、昨冬のウェイトトレーニングで飛距離を伸ばしたキム・ヒョージュも「キア・クラシック」5位タイ、「ANAインスピレーション」28位タイと上々なスタートを切っている。なお、2019年の「ロッテ選手権」は12位タイでフィニッシュしていた。
強風の吹く島開催の大会で強さを見せるキム・セヨンは、2015年の「ロッテ選手権」で通算11アンダーの「277」を記録すると、延長戦でイーグルを奪い、パク・インビを下して優勝した。今シーズンは「ANAインスピレーション」で3位タイに入賞するなど、すでにウォーミングアップを終えた状態だ。
このほか、韓国勢は昨シーズンの「全米女子オープン」覇者キム・アリム(25)をはじめ、チョン・インジ(26)、イ・ジョンウン6(24)、エイミー・ヤン(31、韓国名:ヤン・ヒヨン)、ユ・ソヨン(30)、チ・ウンヒ(34)、イ・ミヒャン(27)、ジェニー・シン(28、韓国名:シン・ジウン)、チェ・チェラ(30)、イ・ジョンウン(32)チェ・ナヨン(33)、カン・ヘジ(30)、チョン・ジウォン(23)、クァク・ミンソ(30)、ソン・ユジョン(20)、チョン・ヨンイン(20)など、世界ランキング10位以内の選手含め計19人が出場する。
なお、日本勢は畑岡奈紗のほか、河本結(22)、山口すず夏(20)、上原彩子(37)、野村敏京(28)、渋野日向子(20)、笹生優花(19)など計7人が出場する。
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