確信はないと言っていたが、確実なように見える。“ゴルフ女帝”ことパク・インビ(32)の東京行きの夢が現実のものとなりつつある。
パク・インビは、3月30日(日本時間)に米女子プロゴルフ協会(LPGA)が発表した世界ランキングで2位に浮上した。
前日の29日まで行われた「キア・クラシック」で通算21勝目を挙げたパク・インビは、前回の4位からランクを2つ上げた。
これにより、1位コ・ジンヨン(25)、2位パク・インビ、3位キム・セヨン(28)と、韓国勢のトップ3独占が再び戻ってきた。
過去には2019年10月にコ・ジンヨン、パク・ソンヒョン(27)、イ・ジョンウン6(24)が史上初めて同一国家トップ3独占を達成し、今年2月にはコ・ジンヨン、キム・セヨン、パク・インビの並びで2度目のトップ3独占を果たした。
今回のランキングにはキム・ヒョージュ(25)が9位に入っていたため、韓国はトップ10内に最も多くの選手を保有する国となった。
パク・インビとしては、現在の順位を6月末まで継続することができれば、東京五輪を戦う韓国代表メンバー入りはほぼ確定だ。6月基準で世界ランキング15位以内に同一国家の選手がいた場合、上位4人に東京行きのチケットが与えられる。
「キア・クラシック」でフェアウェイ的中率77%、グリーン的中率82%を記録し、第1ラウンドから一度も首位を譲らない“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”で優勝したパク・インビは、今シーズン前にドライバーを交換した。
「ゼクシオ イレブン ドライバー」を新武器に国内で個人練習に励んだパク・インビは、「色々な種類のクラブがあるが、個人的にはドライバーが最も重要だと思う。遠くに飛ばすことも重要だが、正確にショットを打つことも重要だ。コンディションによって結果が変わってはいけないので、寛容性をとても重要に考えている。ドライバーは試合の流れを変えられるクラブだ」と述べた。
ほかの選手に比べ相対的に飛距離が短いパク・インビの特性を考慮すれば、「ゼクシオ イレブン ドライバー」が優勝に大きく貢献したと言って良い。
「キア・クラシック」11回目の出場で優勝できたのも、新しいドライバーを選んだのが神の一手だったということを裏付けている。
高感度のショットを披露した「ゼクシオ エックス アイアン」も良い機運を吹き込んだ。パク・インビは「エックス アイアンは初めて見たときからデザインや飛距離、方向性、スピンコントロールがすべて合っていた。1~2日テストしてすぐに決めたくらい、セットアップの際に快適さを与えてくれる」と話した。
パク・インビの優勝にダンロップ・スポーツコリアも喜んでいる。ダンロップ・スポーツコリアが流通するすべての製品がパク・インビのキャディーバッグの中に入っているからだ。
メーカー関係者は「ドライバーやハイブリッド、アイアンはすべてゼクシオの製品で、ウェッジはクリーブランド製品を使用している。ボールコントロールに優れたスリクソンZ-STARゴルフボールも、パク・インビがコンピューターパットを取り戻すのに役立ったと思う」と、自分のことのように喜んでいた。
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