カージナルスのキム・グァンヒョン、いよいよメジャー復帰で高まる“カンフル剤”としての役割

負傷でチームを離脱していたキム・グァンヒョン(セントルイス・カージナルス)の復帰が目前に迫っている。

カージナルスのマイク・シルト監督は4月13日(日本時間)、現地メディアとのインタビューで、「キム・グァンヒョンの復帰時期はまだ決まっていないが、チームに戻ってくるだろう」とし、「これまで報告された内容はポジティブだ。負傷が再発しない場合、近く復帰の日程を調整する予定だ」と語っている。

前日の12日、キム・グァンヒョンは米イリノイ州で行われたシミュレーションゲームに登板し、実戦感覚を引き上げた。この試合では86球を投げたが、当初計画していた90球よりも少なかった。

この日の投球について米現地メディア「CBSスポーツ」は、「キム・グァンヒョンの投球内容については満足している。今回の登板がメジャー復帰の最後の関門と見られる。左腕投手キム・グァンヒョンの復帰が近づいている」と報じ、キム・グァンヒョンがカージナルス1軍への合流が近いことを予想している。

キム・グァンヒョンに寄せられる期待

昨季、初のメジャーリーグで、先発と中継ぎの両方で活躍したキム・グァンヒョン。2年目の今季は、キャンプ期間中から監督が先発起用を明言するなど期待が高まっていた。

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セントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン

しかし、順調かと思われたキム・グァンヒョンを負傷が足を引っ張った。3月14日、シンシナティ・レッズとのオープン戦準備中に腰痛を訴え、故障者入りすることに。およそ半月の時間をかけて体調を回復したキム・グァンヒョンは、4月2日から実戦投球に突入し、徐々に本番モードへと準備していた。

キム・グァンヒョンの戦線復帰は、今季先発陣が振るわないカージナルスにとっても朗報だ。先発1番手のジャック・フラハーティは開幕戦で4.1イニング6失点と振るわず、今季は2試合1勝、防御率は5.23となっている。

先発2番手のアダム・ウェインライトも2試合1敗、防御率8.22で期待を大きく裏切っている。先発陣が力を発揮できない中、キム・グァンヒョンにはカンフル剤としての役割が期待されている。

今後のカージナルスは、4月17日からフィラデルフィア・フィリーズとの3連戦を行う予定だ。実戦練習で86球を投げたキム・グァンヒョンが、5日の休息を経て登板することとなるならば、フィリーズとのビジター戦で先発出場する可能性が高いとされている。

 

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