日本でも放送される韓国女子ツアーの新シーズン、「ホールインワン賞」や「出入管理」を徹底紹介!

2021年04月07日 ゴルフ #韓国女子ツアー

韓国女子ツアーの2021シーズン開幕戦となる「ロッテレンタカー女子オープン」が、来る4月8日から11日までの4日間にかけて、済州島(チェジュド)西帰浦(ソグィポ)市のロッテスカイヒルCC(6370ヤード、パー72)で行われる。

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今シーズンが過去最大級の賞金総額287億ウォン(日本円=約28億7000万円)で行われることもあり、開幕戦となる今大会は多くのゴルフファンが注目を寄せている。

そこで今回は、韓国女子ツアーにおける「ホールインワン賞」や「観客受け入れ体制」、「徹底した出入管理」について紹介しよう。

ホールインワン達成者に与えられるプレゼントは?

今大会のシグネチャーホールの18番ホール「ロッテレンタルValueupホール」では、新型コロナウイルス感染症克服基金作りのための「オン(温)タクト分かち合いゾーン」を構成。

選手のティーショットが当該ゾーンに安着した場合、1回当たり10万ウォン(約1万円)の寄付金を積み立てる社会貢献プログラムを運営する。

ロッテレンタルは政府が主導する「韓国型無公害車転換100(K-EV100)」キャンペーンに参加。2030年までにロッテレンタカーが保有する車を電気・水素車に転換することに積極的に賛同すると宣言するなど、ESG経営を本格化している。

(写真提供=KLPGA)2019シーズンから2年連続でホールインワンを達成しているイム・ヒジョン

ホールインワンの景品も華やかだ。8番ホールと14番ホールでホールインワンを記録した選手には、それぞれ起亜自動車のK8とメルセデス・ベンツのE250 AVが与えられる。

また、今シーズンからは株式会社FMKとザ・クラス暁星(ヒョソン)が「KLPGA公式自動車/ホールインワン・パートナー」となり、メルセデス・ベンツE-Classまたはマセラティ・ギブリを副賞としてプレゼントする。

日本以外でも韓国女子ツアーが中継

2021シーズンの韓国女子ツアーは、開幕戦の「ロッテレンタカー女子オープン」からすべての試合をアジアファンも視聴することができる。

韓国女子ツアーは昨年5月、新型コロナによって世界中のツアーが相次いで中止となるなか、世界に先駆けてツアーを再開させ、多くの関心を集めた。

特に、国内開幕戦となった「第42回KLPGAチャンピオンシップ」は44カ国で中継され、歴代最多の取材陣が駆け付けるなど、韓国を超え全世界のゴルフファンに強い印象を残した。

(写真提供=KLPGA)「第42回KLPGAチャンピオンシップ」で優勝したパク・ヒョンギョン

KLPGA主管放送社のSBSゴルフはこのような韓国女子ツアー人気に支えられ、シーズン全試合の中継権の販売が行われたと発表。

なかでも、CS放送の『スカイA』は2022シーズンまで日本国内での独占中継権を獲得。テレビやユーチューブチャンネル、ホームページなどさまざまなプラットフォームを通じて韓国女子ゴルファーの戦いを伝える。

日本だけでなく、東南アジア地域ではタイのゴルフ専門チャンネル『Golf Channel Thailand』とベトナム国営放送『VTV』でも全試合中継が確定。そのほかの国でも中継権を調整中だ。

韓国女子ツアーは中継コンテンツのグローバル化を通じて、アジアGolfのハブとしての地位を確固たるものにすることを期待している。

4月は無観客開催が決まっているが…

韓国女子ツアーは気象専門会社『ウェザーアイ』を通じ、時間帯別の気温や風速、降水量などの天気データを受け取ってきた。

大会が開かれるゴルフ場に特化した正確な天気情報を基に、気象予報士がリアルタイムで気象状況を把握して分析。悪天候が発生した際にも、円滑な競技運営に大きな役割を果たしてきた。

2021シーズン開幕戦の「ロッテレンタカー女子オープン」では、こうした天気情報をKLPGA公式ホームページやモバイルアプリでも確認できる。会場の気象情報はリアルタイムでアップデートされ、関係者はもちろんゴルフファンも会場から新鮮な情報を提供してもらえるようになった。

昨シーズンの韓国女子ツアーは、突然発生した新型コロナの世界的流行によって無観客で試合を開催した。現地で選手を応援したギャラリーは中継放送を通じて試合を見守り、選手はギャラリーの歓声の代わりにオンタクトで疎通した。

今シーズンの韓国女子ツアーはギャラリーの会場出入りを認めることを基本に、多様な方策をまとめている。

開幕戦を含めた4月の大会はスポンサーとの協議を通じて無観客開催が決まっているが、選手や大会関係者、ゴルフファンの安全を最優先に考えたうえで、会場に出入りできる人数やギャラリーの運営方式などを文化体育観光部や疾病管理庁と多角的に話し合っている。

強化&簡素化された出入管理

昨シーズン、KLPGAは政府機関の指針に基づき「新型コロナ対応統合マニュアル」を樹立し、これを徹底的に遵守して好評を博した。

KLPGAは今シーズンも選手と大会関係者の健康と安全を最優先に考え、防疫システムを一段階強化した。

(写真提供=KLPGA)「コロナ克服」と書かれたマスクを着用する昨シーズンのチェ・ヘジン​​​​​

最も大きな変化は「RFIDタグシステム」の導入だ。今シーズンからは無線通信技術を活かしたRFIDタグ方式で、選手とキャディーがタギングすることなく非接触で出入りすることができ、大会関係者も別途のQRコードを通じて会場に出入りできる。

これにより、徹底した出入り統計管理はもちろん、利便性も確保できるようになった。

このほか、オンラインでの問診票プロセスを簡素化。スピード違反防止段差や出入り遮断機の設置で身元確認の段階を強化し、昨シーズンに続き新型コロナ感染者のいない安全な大会を作り出す計画だ。

ロッテレンタルが主催し、KLPGAが主管する今回の「ロッテレンタカー女子オープン」は、韓国では主管放送局SBSゴルフのほか、NAVER、Olleh TV、LG U+などで毎ラウンド生中継される。

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