オリンピックが終わったので不要になったのか…韓国のアイスホッケーチームが解体、1チームだけに

2021年03月26日 スポーツ一般
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平昌五輪が終わったので、韓国でアイスホッケーはもはや“必要のない”スポーツに転落してしまうのだろうか。

【注目】「打倒・日本」で成長を遂げた韓国アイスホッケーが“退化”

早くも3年前の話になった。2018年に行われた平昌五輪当時、韓国国民はもちろん、世界の人々の関心を集めた種目のひとつがアイスホッケーだった。

韓国と北朝鮮は女性アイスホッケーで“南北単一チーム”を作り、世界の人々の注目を集中させた。平和ムードが漂い、北朝鮮応援団と一緒に韓国の観客が拍手して応援する姿もあった。

だが、それですべてが終わった。アイスホッケーに対する関心は、そこまでだった。

韓国のアイスホッケーチームは1チームに

平昌五輪成功のために作られたアイスホッケー第2のチーム、デミョンキラーホエールズが解散を決定した。

デミョンキラーホエールズ

デミョンキラーホエールズ側は3月23日、「3月31日までで選手団との契約を終了し、チーム運営を終了する」と発表した。デミョングループの主力事業である観光業が低迷し、経営難を経験したことがチーム解体の理由だ。

新型コロナの影響でアジアリーグが中断されてから2年目に入っている状況だが、これで韓国のアイスホッケーチームはアニャンハルラだけとなった。

そもそもデミョンキラーホエールズは、平昌五輪を2年後に控えた2016年5月にアイスホッケーブームを作ろうと“第3のチーム”として発足された。韓国文化体育観光部キム・ジョン元次官が役割を果たした。当時はアニャンハルラとカンウォンHigh1の2チームがアジアリーグに参加していた状況だった。

デミョンは翌2017年、北米アイスホッケー(NHL)のサンノゼ・シャークスやピッツバーグ・ペンギンズで司令塔を務めた世界的な指導者ケビン・コンスタンチン監督を獲得。そして2018シーズンにはアジアリーグ正規リーグで優勝を果たした。しかし新型コロナを克服することはできなかった。

デミョンキラーホエールズはこの間、大企業に買収を打診した。去る2月の選挙での韓国アイスホッケー協会会長に選出されたチェ・チョルウォン会長の役割に期待した。チーム解体の決定を留保しながら会長に期待したが、大韓体育会がチェ・チョルウォン会長の暴力前科を理由に承認を拒否したことで、すべての夢が散った。

平昌五輪が終わってみると、アイスホッケーは“仲間外れ”にされた印象だ。

カンウォンHigh1はオリンピック直後にアジアリーグを放棄し、実業チームとしての役割だけを務めている。オリンピックというイベントのためにチームを作っただけではないかという、裏切りの感じもする。

アイスホッケーは、北米と欧州で人気を集める強国のスポーツだ。設備が必要であり、室内リンクがあってこそ可能なスポーツであるため、コストも多くかかる。

韓国はG20の国家になったと自慢する。全国に50カ所余りのアイスリンクができ、ユースのアイスホッケークラブが90を超えた。発展は続いているが、それを産業化する能力がない。一日も早く能力のある会長が出て、ブレイクスルーを起こさなければならない。

アジアリーグアイスホッケーは、2003年に“氷の三国志”というキャッチフレーズで、日中韓3カ国の国際リーグとして発足された。

江原道・平昌が2010年の冬季オリンピック誘致に失敗したため、韓国は国際舞台の経験が必要だったし、日本は不況でチームが解体される危機があり、新しい動力が必要だったわけだ。中国は北京五輪の誘致後、ロシアリーグに参加するために脱退。ロシアが参加することで、今日に至っている。

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