韓国Vリーグ女子部でGSカルテックスに首位浮上のチャンス再び!興国生命は2度目の陥落危機

「自分たちの運命は自分たちで決める」という興国生命ピンクスパイダーズの目論見は無残にも砕け散った。今や決定権はGSカルテックス・ソウルKIXXが握っている。

【関連】興国生命、最下位相手にまさかの敗戦

興国生命のパク・ミヒ監督は去る3月9日のVリーグ女子部第6ラウンドの現代建設ヒルステート戦前、正規リーグ優勝争いについて「私たちが決めたい」と強い意志を示した。

というのも、興国生命はリーグ戦を残り2試合とした状況で勝ち点を56とし、2位のGSカルテックス(勝ち点55)をわずかにリードしていたからだ。この試合で勝利すれば、その差を広げることができたはずだった。

興国生命ピンクスパイダーズ

しかし、パク監督の望みは水の泡となった。第1セットを先取した興国生命だが、現代建設に第2~3セットを立て続けに奪われると、最終的にセットカウント1-3の逆転負けを喫してしまったのだ。

興国生命はベテランセンターのキム・セヨン(39)の空白が浮き彫りとなっただけでなく、攻守にわたり孤軍奮闘したキム・ヨンギョン(33)の疲弊も感じられた。

一方、興国生命を相手に勝利を収めた現代建設は依然として最下位ではあるものの、5位のKGC人参公社と勝ち点で同率に並ぶことに成功している。

好調GSカルテックスの連勝は続くか

もはや有利なのはGSカルテックスだ。彼女たちは自ら運命を選択できる状況にある。興国生命が残り1試合なのとは違い、GSカルテックスは今後2試合を残している。

GSカルテックスは来る3月12日のIBK企業銀行アルトス戦、勝ち点1獲得で興国生命と同率に並び、勝ち点2~3獲得で単独首位に浮上できる。

ここまで興国生命とGSカルテックスは勝利数で同率の19勝を記録。セット得失点率ではGSカルテックスがわずかに上回る。

GSカルテックスは2月末に一度首位に浮上していたが、興国生命が6日の韓国道路公社ハイパス戦で勝利していたことで2位に下がっていた。IBK企業銀行戦の結果次第では、2度目の首位交代が見られるかもしれない。

GSカルテックス・ソウルKIXX

興国生命としてIBK企業銀行の善戦を願うしかない。運命の行方を他人にゆだねた形だ。

ただ、勝敗を予想することは容易ではない。GSカルテックスは5連勝中と好調ではあるが、IBK企業銀行には今シーズン2度も敗れている。

リーグ3位ですでにプレーオフ進出を決めたIBK企業銀行としては、ポストシーズンで再戦の可能性があるGSカルテックス相手に勝利し、自信を付けておきたいところだろう。

GSカルテックス対IBK企業銀行が行われた次の日の13日、興国生命はKGC人参公社と正規リーグ最終戦を戦う。

興国生命としては、最終戦を勝利した状態で16日のGSカルテックス最終戦の結果を待ちたいところだ。ただ、結果次第ではGSカルテックスの最終戦前に、正規リーグの優勝チームが決まる可能性も残されている。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集