韓国Vリーグ女子部、首位の興国生命が最下位にまさかの敗戦…“女帝”の孤軍奮闘も実らず

韓国Vリーグ女子部第6ラウンドの興国生命スパイダーズ対現代建設ヒルステートが3月9日に行われ、現代建設がセットカウント3-1で勝利した。

この試合は、正規リーグの優勝争いを大きく占う一戦といても過言ではなかった。

首位の興国生命はこれまで勝ち点56とし、2位のGSカルテックス・ソウルKIXX(勝ち点55)をわずかに上回っていた。そのため、リーグ最下位の現代建設相手に勝ち点3を獲得できれば、リードをさらに広げられたはずだった。実際、興国生命が第1セットを25-22で先取するまでは優位と見られていた。

キム・ヨンギョンが最多得点挙げるも…

ところが、流れは第2セットから現代建設に傾く。高さで劣る興国生命はレシーブでミスが相次ぎ、第2~3セットを連続で奪われてしまったのだ。第2セットは12-25、第3セットは11-25と、突如として得点力が下がった。

第4セットはデュースまでもつれる展開となったが、27-29と及ばず。特に、27-26の状況で迎えたキム・ヨンギョンのバックアタックが失敗したことが大きく響いた。仮にキム・ヨンギョンのアタックが成功していれば、セットを獲得して勝ち点1も得られていただけに、興国生命としてはあまりに痛い敗戦だろう。

バックアタック失敗後、ネットを揺らして悔しさをあらわにするキム・ヨンギョン(右)

かといって、キム・ヨンギョンのバックアタック失敗が敗因と言うわけにはいかない。

キム・ヨンギョンはこの日、攻撃シェア率24.7%ながら45.9%の攻撃成功率をたたき出し、チーム最多の20得点を記録した。ディグも17回成功と、リベロのト・スビン(15回)より高い数値を挙げた。太ももの負傷でコンディションが万全ではなく、前回の試合から中2日と休む暇もなかったなかで、キム・ヨンギョンは低調なチームをけん引し続けた。

一角ではキム・ヨンギョンのパフォーマンス低下を指摘する声もあるが、アタッカーの技量はセッターの力量によって変わる部分もあることを考慮しなければならない。現在、セッターはこれまで出場機会が少なかったキム・ダソルが務めているため、キム・ヨンギョンとの連携が深まるまでには時間が必要だ。

ただ、逆に言えばキム・ヨンギョンはどんなトスでも継続的に得点を挙げているともみられる。イ・ジェヨンとイ・ダヨンの双子姉妹が学生時代のいじめ発覚で無期限出場停止処分となり、チームの敗戦が増えている状況で、キム・ヨンギョンがいつになく孤軍奮闘している。

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