2月20日に開幕した日本ラグビー最高峰のトップリーグ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の予定より約1カ月遅れでの開幕となったが、現時点で第3節までを終えている。
【インタビュー】チャン・ヨンフンは2021年東京五輪に何を思うか
そんな今季のトップリーグで本紙『スポーツソウル』が注目している選手がいる。NTTコミュニケーションズシャイニングアークス所属のチャン・ヨンフン(27)がその人だ。
チャン・ヨンフンは2019シーズンからNTTコムに加入。WTBやFBを主戦場とし、爆発的なスピードや切れのあるステップが持ち味の韓国人選手だ。7人制韓国代表に選ばれた経験もあり、2019年11月の東京五輪アジア最終予選では決勝戦で決勝トライを決め、韓国ラグビー史上初めてのオリンピック出場に貢献していた。
今季、チャン・ヨンフンは左WTBとして活躍。3節を終えた時点で全試合フル出場しており、計2トライを挙げている。特に、2月28日に行われたトヨタ自動車ヴェルブリッツとの第2節では自陣でのインターセプトから快足を飛ばし、約90メートルの独走トライで会場を沸かせた。
「自分の持ち味はとにかくランプレー。サイドや中央、どこでボールをもらっても必ずゲインラインを突破し、トライまで持っていけるような役割を果たしたい」。
昨年10月に行った本紙とのインタビュー内で、新シーズンのトップリーグを戦う意気込みをこう話していたチャン・ヨンフン。
トップリーグ初優勝を目指すNTTコムはここまで1勝2敗と厳しい状況が続くが、チャン・ヨンフンはチームを上位に導くことができるだろうか。今後のさらなる活躍を期待したい。
(文=姜 亨起)
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