「ユン・ビッカラムは残留する」蔚山現代の“10番”は中国に移籍せず。ホン・ミョンボ監督が明言

2021年03月01日 サッカー #Kリーグ

「ユン・ビッカラムは残留する」

韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)率いるホン・ミョンボ監督が、韓国代表MFユン・ビッカラム(30)の残留を公の場で明かした。

Kリーグ開幕前、ユン・ビッカラムのもとには中国スーパーリーグの山東泰山から熱烈な獲得オファーが届いた。

山東泰山はユン・ビッカラムは現在の年俸10億6500万ウォン(日本円=約1億650万円)の約2倍近い年俸150万ユーロ(約1億9000万円)~200万ユーロ(約2億5000万円)を提示。ユン・ビッカラム自身、今年で31歳とキャリアの折り返し地点を迎えつつあるだけに、蔚山現代への残留に疑問符が生じていた。

ユン・ビッカラム

ただ、蔚山現代の背番号10番を背負うユン・ビッカラムは、最終的にKリーグ残留を選択した。

ホン監督は3月1日、Kリーグ1第1節江原(カンウォン)FC戦前の記者会見に出席。「ユン・ビッカラムと十分に面談した。お互いの気持ちを正確に話し合った」とし、「彼は残留することを決めた」と述べた。

また、「数日前までさまざまなデマがあった。実際、(ユン・ビッカラムも)不安定な状態だった。今は何の問題もなく練習に臨めている」と、ユン・ビッカラムの状況を伝えた。

昨年1月に蔚山現代に加入したユン・ビッカラムは昨シーズン、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で4ゴール3アシストの活躍を披露し、大会MVPを受賞。先月行われたFIFAクラブワールドカップでもチームで唯一の得点を決めるなど、引き続き蔚山現代の中心的役割を担っていた。

シーズン開幕前に周囲を騒がせた自身の去就に関する噂も落ち着いただけに、チームのKリーグ優勝へユン・ビッカラムも心置きなく臨めることだろう。

なお、同日行われた江原FC戦で先発出場したユン・ビッカラムは、前半27分に直接フリーキックを沈めて先制点をマーク。試合は江原FCの退場者発生もあり、蔚山現代が5-0と大差のスコアで開幕戦勝利に成功している。

【関連】ユン・ビッカラムは何位?Kリーグ2020年の年俸トップ5を公開

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