元ガンバ大阪のファン・ウィジョ、今季初ゴールは”同級生”ソン・フンミンと「シンクロ」?

ソン・フンミン(28、トッテナム)が強豪リバプールからゴールを奪った同日、同じ1992年生まれで、韓国代表でコンビを組むファン・ウィジョ(28、ボルドー)が待望の今季初ゴールを決めた。

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ファン・ウィジョ所属のボルドーは12月17日(日本時間)、フランス・リーグアン第15節でサンテティエンヌをホームに迎えた。

0-1でリードされていた前半24分、左ウイングで先発出場していたファン・ウィジョに、CBのポール・ベイセ(32)が自陣からロングパスを放った。ファン・ウィジョはそれを右足トラップ1発で相手DFをかわし、相手GKの逆を突く冷静なシュートでゴール左側に流し込んだ。

(写真提供=AFP/アフロ)得点後に雄たけびを上げるファン・ウィジョ

待ちに待った今季初ゴール

ファン・ウィジョがボルドーのユニホームを着て公式戦でのゴールを決めたのは、2月23日の2019-2020シーズン第26節パリ・サンジェルマン戦以来およそ10カ月ぶりだ。

今シーズンはこれまで12試合(先発出場8試合)に出場していたが、無得点1アシストにとどまっていたファン・ウィジョ。彼の主戦場はセンターFWだったが、今季から指揮を執るジャン=ルイ・ガセ体制では、一貫して左ウイングとして起用されてきた。

昨シーズンにガンバ大阪からボルドーに移籍し、自身初となる欧州の舞台で24試合6ゴールという成績を記録。今季はさらなる飛躍が期待されたが、サイドへとコンバートされたため得点チャンスそのものが減少していた。

ファン・ウィジョ

11月にオーストリアで行われた国際AマッチではセンターFWとしてプレーし、メキシコ、カタールを相手に得点を挙げていた。そのため、所属クラブでプレーするウイングのポジションはミスマッチなのではないかと思われていた。

しかし、Kリーグ時代にウイングとしての経験も持っていたファン・ウィジョは、ついにサンテティエンヌ戦で殻を破った。卓越した決定力に加え、もう1つのストロングポイントである華麗なファーストタッチで得点チャンスを見事に創出。

“同級生”のソン・フンミンも同じようなゴール

奇遇なことに、同日に行われたトッテナムとリバプールの一戦でソン・フンミンが見せた得点シーンと酷似したゴールだった。

ソン・フンミンは0-1でリードされていた前半33分、カウンターでジョバンニ・ロ・チェルソ(24)のスルーパスを受け、ファン・ウィジョのようにペナルティーエリア左側から、右足で相手ゴールの左側にシュートを決めた。

2018年の第18回アジア競技会以後、A代表でも最高のタッグを組んでいる2人は、テレパシーで通じあっているかのようなゴールを決めた。

(写真提供=韓国サッカー協会)代表でのファン・ウィジョ(左)と、ソン・フンミン

ファン・ウィジョは後半16分にニコラ・デ・プレヴィル(29)と交代するまで、安定したプレーでチームに貢献。しかし、チームは後半30分にサンテティエンヌのイヴァン・ネヨウ(23)に追加点を許し、1-2で惜敗することとなった。

長いトンネルを抜けて、ようやく今季初ゴールを決めたファン・ウィジョ。これからケチャップのようにゴールがドバドバ量産されるのか、引き続き注目したい。

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