韓国代表から忘れられそうになっていたイ・スンウ(ヴェローナ)の劇的なUAE行が実現した。韓国サッカー協会は1月6日(日本時間)、「ナ・サンホが負傷のためチームを去り、イ・スンウが代替抜擢される」と伝えた。
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ナ・サンホは12月28日、UAEでのトレーニング後に右ひざの痛みを訴えた。診断結果によって右膝の内側靭帯捻挫の症状であることが判明し、最近までリハビリと治療に専念していたが、アジアカップ出場は難しいと判断された。昨シーズンKリーグ2(2部リーグ)の得点王に加え、ジャカルタ・アジア大会で活躍したナ・サンホは、初のアジアカップ出場を目前にして離脱となった。
代替抜擢されたイ・スンウは去る12月20日、ベント監督が発表したアジアカップ23人の最終エントリーと2人の予備エントリーに入らなかった。2人の予備名簿にはイ・ジンヒョン(浦項)とキム・ジュンヒョン(水原)が名を連ねたが、いずれもドバイのトレーニングを終えて帰国した。
イ・ジンヒョンやキム・ジュンヒョンではなく、なぜ予備リストに入っていないイ・スンウが抜擢されたのか。
ベント監督は代替選手について考えながら、ナ・サンホが代表チームで担ったポジションと役割を最大限に果たすことができる選手を模索した。
韓国代表関係者は「ベント監督がナ・サンホと予備リストの選手のポジションが違うと判断した。ストライカーとミッドフィルダーの役割を果たせるマルチプレーヤーが代替選手として求められた」と述べた。そのため、イ・スンウが指名を受けたのだ。
ナ・サンホはアジアカップを控え、韓国代表のジョーカーとして活躍したムン・ソンミン(仁川)の代替として評価を受けてきた。ベント監督は先発のリソースではなく、試合中に投入され、相手守備陣を揺さぶる役割を実行できる攻撃選手として、イ・スンウという決断を下した。
また最近、イ・スンウが所属チームで連続先発出場しており、コンディションが正常軌道に乗ってきたことも、代替選手の決定に大きな影響を与えたものと思われる。
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