セントルイス・カージナルスのジョン・モゼリアクGMが、キム・グァンヒョンの現状を嘆いた。
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8月12日(日本時間)、地元メディア『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』はモゼリアクGMとのインタビューを伝えた。
モゼリアクGMは「6カ月もの間、家族と会えずにいる選手がいる」と切り出すと、「彼はいつも笑顔だからもっと悲しい。外国に住んでいるから言葉も通じない。我々にできることは無い」とキム・グァンヒョンの現状を残念がった。
韓国プロ野球で長く活躍したキム・グァンヒョンは昨年12月にカージナルスと契約を結び、念願のメジャーリーグ進出の夢を叶えた。しかし、そんな彼を新型コロナウイルス感染症の拡散というアクシデントが襲った。
キム・グァンヒョンは7月25日のピッツバーグ・パイレーツとの開幕戦でメジャー初登板、初セーブを記録したが、以降はマウンドにすら立てていない。というのも、カージナルスはチーム内に感染者が発覚したことで、8月に入ってから試合中止が相次いでいるからだ。
さらに、彼は1月31日に韓国を出国してから一度も家族と会えずにいる。新型コロナによるメジャーリーグの開幕延期で一時帰国も考慮したが、キム・グァンヒョンはアメリカに残ることを選択した。
結局、キム・グァンヒョンは家族と離れ離れのまま、異国で寂しい時間を過ごさなければならなかった。
『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』は「キム・グァンヒョンは夢のためにアメリカに渡ってこなければ、今ごろ韓国で野球をしていたはずだ」とし、「彼の前所属チームのSKワイバーンズは25勝52敗を記録しているが、少なくともシーズンはこなしている」と伝えている。
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