“ビッグボーイ”李大浩(イ・デホ)が、ロッテ・ジャイアンツの栄光のためにひと肌脱ぐという。
日本プロ野球ソフトバンク時代に優勝を経験している李大浩は、「ファンが胸を張れるようにしたい」と言いながらキャプテンの座を後輩ソン・アソプに譲り、野球だけに専念するとの覚悟だ。
韓国復帰後、体力配分のために指名打者として出場するよう配慮してくれたチョ・ウォンウ前監督と、新人時代から物心両面で支援してくれたヤン・サンムン新監督に対し、チームの成績で恩返ししたいと強く思っているらしく、「来年は、がむしゃらに野球だけに集中し、チームが良い成績を出せるように尽くす」と、意気込んだ。
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李大浩がいう「良い成績」とは、ただポストシーズン進出ではなく、“韓国シリーズ優勝”を意味する。
ロッテが韓国シリーズに進出したのは、今年の“スーパールーキー”ことカン・ベクホが生まれた1999 年。20年間韓国シリーズ進出に失敗したチームの4番打者として、肩の荷が重いだろう。
彼は普段から「優勝さえできれば、ダイビングキャッチのみならず、それ以上のハードプレーもする。優勝したら、球場にいらっしゃったファンをグラウンドにお迎えし、お酒を注ぎながらお詫びと感謝をお伝えするのが、選手としての最終目標だ」と強調してきた。
一見選手としてすべてを成し遂げたと思われる李大浩だが、古巣ロッテで優勝経験がないことに、しこりを残しているのだ。
2019年シーズンに向けた、モチベーションも上がっている。