ソン・フンミンが苦しむ「マンUジンクス」とは?リーグ再開初戦がいきなりの正念場

ソン・フンミン(トッテナム)は“マンUジンクス”を今度こそ打ち破ることができるだろうか。

新型コロナを乗り越えてイングランド・プレミアリーグ(EPL)が再開を発表したなか、ソン・フンミンがマンチェスター・ユナイテッドを相手に再び得点レースに戻ってくる。トッテナムは6月20日午前4時15分(日本時間)、英ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムで開催される2019-2020シーズン、EPL第 30節でマンUと対戦する。

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マンUは、ソン・フンミンが幼い頃から夢見てきた憧れのチームだ。サッカーの先輩であり、ロールモデルでもあるパク・チソンがマンUの赤いユニホームを着てプレーするとき、夜を明かしてテレビ中継を視聴したりした。いつかパク・チソンのようにEPL舞台でプレーするという思いで、サッカー人生を歩んできた。

そんなソン・フンミンは2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルクでプロデビューし、レバークーゼンを経て2015年夏にトッテナムに入団、EPLの舞台を踏んだ。そしてトッテナムで通算220試合に出場し、通算83ゴール(EPL 51ゴール、カップ戦15ゴール、欧州クラブ対抗戦17ゴール)を決めるなど、現在まで4シーズン連続で二桁得点を記録する世界トップクラスのFWに成長した。

マンU戦は10試合連続無得点

ただソン・フンミンが異常なほど苦手とする相手がいる。まさに自分が憧れていたマンUだ。

(写真提供=写真:ロイター/アフロ)ソン・フンミン

ドイツ時代からそうだった。ソン・フンミンがマンUと初めて対戦したのは、レバークーゼンでプレーしていた2013-2014シーズンのチャンピオンズリーグだ。2013年9月18日、ソン・フンミンは夢に描いていたマンUの本拠地オールド・トラッフォードに立った。チームは2-4で負けたが、0-1でリードされた後半9分に同点ゴールをアシストし、攻撃ポイントを上げた。しかし2カ月後に行われたグループリーグのホーム第2戦では、70分間プレーしたが攻撃ポイントを上げられず、チームも0-5で大敗した。

そのときからソン・フンミンには、“マンUジンクス”がついてまわった。トッテナム入団後、計8回(EPL 7試合、FAカップ1試合)のマンU戦に出場(先発出場7回)したが、攻撃ポイントを一度も記録できず、チームも3勝5敗にとどまった。最後に勝ったのは2018年2月1日のホームゲーム(2-1勝)だ。

公式戦ではないが、2019年7月、プレシーズンに中国上海で開催されたインターナショナル・チャンピオンズ・カップでもマンUと対戦し、ソン・フンミンは後半から45分間プレーしたが、チームの1-2の敗北を防げなかった。

ドイツとイングランドを合わせて10年間、ヨーロッパリーグでプレーしたソン・フンミンは、バイエルン・ミュンヘンやドルトムント、リバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーなどビッグクラブを相手にゴールを決めてきた。しかしマンUにだけは10度も対戦しながら、無得点の沈黙を強いられている。

『フットボール・ロンドン』などの現地メディアは、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督がマンU戦にソン・フンミン、ハリー・ケイン、ステーフェン・ベルフワインらアタッカーたちをすべて出場させると予想した。

4シーズン連続となる二桁得点

ソン・フンミンには“マンUジンクス”を破るだけでなく、明確な他の目標もある。今季、EPLで9ゴール(21試合)を記録している彼は、4シーズン連続リーグ二桁得点を狙う。

トッテナム入団2年目である2016-2017シーズンに14ゴールを決めたソン・フンミンは、2017-2018シーズンと2018-2019シーズンに12ゴールずつ決めた。今シーズンも2月16日のアストン・ヴィラ戦でマルチゴールを決め、5試合連続ゴールの勢いを見せたが、右肘の負傷で戦列から離脱した。さらに新型コロナの影響でリーグが中断され、しばらく実戦から遠ざかった。

その間、手術とリハビリを無事に終え、兵役義務である基礎軍事訓練まで消化したソン・フンミンは、再びチームの救世主としてプレーするときを迎えた。リーグ8位(勝ち点41)とトッテナムは苦戦しているが、次期シーズンのチャンピオンズリーグに直行できるリーグ4位のチェルシー(勝ち点48)との勝ち点差は7に過ぎない。リーグ終盤の追い上げのためにも、5位マンU(勝ち点45)を乗り越える必要がある。

一方、マンU戦を2日後に控えた6月18日、イギリスの『テレグラフ』紙は、「トッテナムのダニエル・レヴィ会長が主力であるケインをはじめ、ソン・フンミン、デレ・アリを絶対(他チームに)売らないと述べた」と報じた。

最近、ケインは公に移籍を示唆する発言をし、ソン・フンミンにもレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンへの“移籍説”が浮上した。

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