かつて2022年カタールW杯でブレイクした韓国代表の“イケメンストライカー”チョ・ギュソン(ミッティラン)が、1年8カ月ぶりの代表復帰戦で劇的なゴールを決めた。
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チョ・ギュソンは11月14日、大田(テジョン)ワールドカップ競技場で行われたボリビア代表との親善試合で後半から途中出場し、1ゴールの活躍で韓国を2-0の勝利に導いた。
後半30分、キャプテンのFWソン・フンミン(ロサンゼルスFC)に代わりピッチに投入されたチョ・ギュソン。すると後半43分、右サイドからDFキム・ムンファン(大田ハナシチズン)が上げたクロスに反応し、相手DFとの競り合いを制してゴールに押し込んだ。
チョ・ギュソンの代表戦出場は昨年3月以来、実に1年8カ月ぶりだったが、その試合で見事に得点を奪い、健在ぶりを見せつけた。
試合後、チョ・ギュソンは「多くのファンの前でゴールを決められて嬉しい。久しぶりに代表に合流したが、まさか出場できるとは思わなかった。監督がチャンスをくださって、ゴールまで決めることができた。本当に感謝している」と語った。
続けて、「(ゴールは)執念だった。競り合いでバランスを崩したが、“ゴールを決めたい”という執念で押し込んだ」と得点シーンを振り返った。
ただ、まだ万全な状態ではない。「最近、チームで試合出場を続けているうちに自信がついた。負傷前と比べて“100%の状態”とは言えないが、精神的にはむしろ強くなった気がする。今日は緊張したというよりも面白かった。またこの場に戻って来られて楽しかった」と明かした。
さらに、「ストライカーはゴールで示さなければならない。もっと(得点を)たくさん取りたい。チームとして上手く戦うことが大事だ。試合に出続けてコンディションを上げ、得点に集中したい」と意気込みを語った。
3年前の2022年カタールW杯ではグループステージのガーナ戦で2ゴールを決めて一躍ブレイク。屈強なフィジカルを活かしたプレーに端正なルックスも相まって人気選手へ成り上がったチョ・ギュソンだが、昨年夏に膝の手術を受けた際、手術中に輸血を受ける過程で血液感染が発生し、合併症により体調を崩してしまう。結局、2024-2025シーズンでは公式戦に1試合も出場できず、1年間を丸ごと棒に振ってしまった。
それでも賢明なリハビリを経て、今年8月のデンマークリーグで1年3カ月ぶりに公式戦復帰。同年9月には494日ぶりのゴールを決めて復活を知らせ、11月の代表ウィークで韓国代表復帰を果たしたチョ・ギュソン。「(古巣の)全北現代のジウバン・コーチが自分の時間を割いて助けてくれた。理学療法士の2人の兄さんたちのことも思い出す」と、自身を支えてくれた人々への感謝も伝えていた。
なお、韓国代表は来る11月18日、ソウルワールドカップ競技場でガーナ代表と対戦する予定だ。
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