スペインのラ・リーガが3カ月ぶりに再開されたが、キ・ソンヨン(RCDマジョルカ)とイ・ガンイン(バレンシア)ら韓国人選手は出場できなかった。
まず、キ・ソンヨンは10年ぶりに訪れたリオネル・メッシとの直接対決が虚しく霧散した。キ・ソンヨンは6月14日(日本時間)に行われたラ・リーガ第28節バルセロナ戦の出場選手リストにもその名を載せられなかった。
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キ・ソンヨンは今年2月末、マジョルカと4カ月の短期契約を結んだ後、3月7日に行われたエイバルとの第27節でデビュー戦を行った。エイバル戦はコロナ渦によってリーグが中断される直前の試合だったので、キ・ソンヨンのバルセロナ戦に出場確率は高そうだった。
試合を控えて、地元マスコミではキ・ソンヨンがマジョルカの先発リストにその名前を連ねるだろうという見通しまで出ていたが、キ・ソンヨンはベンチメンバーにも入らなかった。
ラ・リーガは再開後、できる限り早くシーズンを終えるため、32日連続マッチデーの日程を組んでいる。選手の疲労度を考慮して、交代選手リストは従来よりも2倍に増え(12人)、1試合5人まで交代カードを使うことができる。
このような点を考慮すれば、キ・ソンヨンが交代リストにも含まれなかったのは、最近のコンディションや調子が正常でないことが予想できる。
6月13日に行われたバレンシアとレバンテの試合では、イ・ガンインが出場チャンスをつかめなかった。
イ・ガンインは交代リストに名を連ねたが、ベンチを温めたままピッチに出撃することはできなかった。バレンシアのアルベルト・セラーデス監督は、レバンテ戦でケヴィン・ガメイロとダニエル・ヴァス、フェラン・トーレス、デニス・チェリシェフの4人の選手だけを交代させた。交代カードが1枚残っていたが、イ・ガンインは選択されなかった。
キ・ソンヨンとイ・ガンインはリーグ再開試合こそ出場はならなかったが、今後の展望が暗いとは限らない。
ラ・リーガは8月初めのリーグ終了まで、各チームが3~4日に1回ずつ試合を消化することになる。ローテーションが不可避な状況なだけに、すべてのチームが選手活用の幅を広げて対処していくしかない。それだけにキ・ソンヨンとイ・ガンインも、今シーズンの残り試合である程度出場機会を掴めるはずだと予想されている。
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