本当に反省してる?性行為撮影認めた元ガンバ大阪FW、“90ページ以上”の控訴理由書で情状酌量訴え「26年W杯に出たい」

ガンバ大阪でも活躍した元韓国代表FWファン・ウィジョが、2026年北中米W杯出場のチャンスを主張し、裁判所に減刑を求めている。彼は女性との性行為映像を同意なく撮影し、1審で懲役刑の執行猶予判決を言い渡されたが、これを不服として控訴している。

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『news1』などの韓国メディアが6月21日に報じたところによると、ファン・ウィジョは先月、ソウル中央地裁・刑事控訴1-3部に93ページに及ぶ控訴理由書を提出。彼は国家代表としての自身の国威宣揚を強調し、情状酌量を訴えたという。

控訴理由書の中で、ファン・ウィジョは自らを「大韓民国の看板ストライカーであり先輩だ」と表現。「後輩にノウハウを伝達するだけでなく、代表チームの中心として柱となる役割を果たさなければならない」と主張した。

そして、仮に1審の刑が確定すれば、自身の韓国代表としてのキャリアが終了してしまうと訴えた。

被害者は猛反発「日常が壊れた」

ファン・ウィジョの弁護人も同様の主張を展開している。

弁護人は今月19日の控訴審初公判で、「被告人ファン・ウィジョは反省しており、被害者と合意もした。幸いにも、(流出した)写真から被害者が特定されなかったため、被害の程度も多少少ない方だ」と主張。ファン・ウィジョがこれまで韓国代表として尽力してきたことを考慮し、「刑が重すぎる」と抗弁した。

これに対し、検察と被害者側は強く反発している。

検察は、1審でファン・ウィジョが突如として発言を翻し、性行為映像の不同意撮影を認めた点を指摘した。ファン・ウィジョは当初、映像を「合意されたもの」と主張していたが、初公判では一転して疑惑が事実であることを認めた。

当時、検察は「(ファン・ウィジョが)公訴事実を認めたとしても、裁判が始まる前までは一貫して否定してきたので、心の底から反省しているかが疑問だ」とし、ファン・ウィジョに懲役4年を求刑している。

被害者側の弁護士も、「(ファン・ウィジョは)国家代表選手でファンも多く、ネット上では被害者への誹謗中傷が相次ぎ、被害者は精神科の相談も受けられなかった。(1審の執行猶予判決で)被告人は日常に復帰したが、被害者は再び日常が壊れた」と主張した。

次回の公判は来る7月24日に行われる予定だ。裁判所は同日で弁論を終結することにしている。

仮にファン・ウィジョの控訴が退けられた場合、彼が代表復帰する道は閉ざされる。韓国サッカー協会の規定では、懲役刑が確定した場合は5年間、執行猶予の場合でも期間満了日から2年間は代表資格が剥奪される。

ファン・ウィジョ
(写真提供=OSEN)ファン・ウィジョ

ファン・ウィジョの「性行為不同意撮影」とは

ファン・ウィジョは2022年6月から9月までの間、4回にわたり女性2人の同意なくプライベートの性行為映像を違法撮影した容疑で物議を醸した。2023年6月に「ファン・ウィジョの元恋人」を名乗る人物がSNS上で一連の主張を暴露したのがきっかけで、ファン・ウィジョも昨年10月の初公判で罪を認めた。

そして、今年2月14日の1審判決で懲役1年、執行猶予2年の有罪判決を言い渡された。地裁は判決に際し、「計4回にわたり携帯電話で性関係を動画で撮影をするなど、罪の質が良くない。被害者も精神的にショックを受けており、被告人を許していない」と指摘した。

なお、「元恋人」を名乗ってファン・ウィジョの撮影映像を無断で流出したのは、ファン・ウィジョの実兄の妻だった。彼女も昨年9月、性暴力処罰法上のカメラなどを利用した撮影・頒布(はんぷ)などの容疑で、最高裁で懲役3年の実刑判決を言い渡された。

この事件によって、ファン・ウィジョの韓国代表資格は事実上の“永久剥奪”となっている。

もっとも、ファン・ウィジョ本人が望む2026年北中米W杯出場は、現実的に見て実現する可能性が低い。

ファン・ウィジョの1審刑が確定した場合、前出の通り韓国サッカー協会の規定で招集が不可能となる。また、例え控訴に成功して規定から逃れたとしても、ホン・ミョンボ監督が長らく代表を離れていたファン・ウィジョを復帰させるかも未知数だ。

また、ファン・ウィジョは韓国サッカー協会によってトップレベルの処分である「永久除名」を受けることもあり得る。執行猶予期間は韓国国内でプレーすることができず、有罪判決が確定すれば重懲戒は避けられない。

ファン・ウィジョは韓国代表復帰の以前に、サッカー人生そのものの終焉の危機に立たされている。

(記事提供=OSEN)

◇ファン・ウィジョ プロフィール

1992年8月28日生まれ。韓国・全羅北道出身。身長185cm。大韓民国のサッカー選手で、元サッカー韓国代表。2013年に韓国Kリーグの城南一和天馬(ソンナム・イルファ・チョンマ/現・城南FC)でデビューし、2017~2019年はJリーグのガンバ大阪でプレー。J1通算59試合23ゴールを記録し、2018年はJ1年間ベストイレブンに選ばれた。2019年夏にボルドー(フランス)移籍を通じて欧州進出を果たし、2022年夏にノッティンガム・フォレスト(イングランド)へ移籍。レンタルでオリンピアコス(ギリシャ)、FCソウル、ノリッジ・シティ(イングランド)、アランヤスポル(トルコ)でプレー。2024年夏にアランヤスポルへ完全移籍加入し、2024-2025シーズンはリーグ戦30試合7ゴール1アシストを記録した。

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