愛知県名古屋市出身の“韓国のイチロー”が、夢のMLBオールスター入りに一歩近づいた。
【写真】韓国メディアが撮った大谷翔平の妻・真美子さんソロSHOT
MLB機構は6月5日（日本時間）、今季オールスターゲームに向けた1次ファン投票を開始した。
日本人選手ではロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平、シカゴ・カブスの鈴木誠也の2人がノミネートされたなかで、サンフランシスコ・ジャイアンツの韓国人野手イ・ジョンフがナ・リーグ外野手部門でノミネートされた。
昨季にポスティングシステムを通じてジャイアンツと契約したイ・ジョンフだが、1年目は肩の負傷で出場機会が限られ、オールスターにも縁がなかった。
ただ、今季は違う。コンディションはすごぶる万全であり、ここまでのシーズン成績も打率0.269、6本塁打、31打点、32得点、OPS（出塁率＋長打率）0.739を記録している。
今回、イ・ジョンフは韓国人選手としては唯一のノミネートとなった。1次ファン投票は現地時間で6月27日まで実施され、ファンは1日最大6票まで投票できる。ポジションごとに得票数上位2人（外野手は6人）が2次投票に進出し、両リーグでそれぞれ最多得票を得た選手は2次投票を経ずにオールスター出場が確定する。
2次投票は6月30日から7月2日までの3日間行われ、最終的な出場メンバーは7月3日に発表される予定だ。
なお、今季のMLBオールスターゲームは7月16日（現地時間）、アトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークで開催される。
◇イ・ジョンフ プロフィール
1998年8月20日生まれ。日本・愛知県名古屋市出身。身長185cm。韓国のプロ野球選手。サンフランシスコ・ジャイアンツ所属。父親は1998～2001年に中日ドラゴンズに在籍したイ・ジョンボム（李鍾範）。高校卒業後の2017年にネクセン・ヒーローズ（現キウム・ヒーローズ）でプロデビューし、同年の新人王を受賞。ゴールデングラブ賞（NPBのベストナインに相当）に2018～2022年の5年連続で選ばれており、2022年はシーズンMVPと打撃5冠（首位打者、最多安打、最多打点、最高長打率、最高出塁率）に輝いた。2023年WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）に出場した。2023年12月13日、米メジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツと6年総額1億1300万ドル（日本円＝約164億円）で契約した。愛称は「韓国のイチロー」。
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