日本と対照的に“W杯決定持ち越し”の韓国代表に痛手…イ・ガンイン左足首負傷、一人で歩けず状態懸念【画像】

“世界最速”でW杯出場を決めた日本代表と対照的に、ホームで痛恨ドローを喫した韓国代表にとって大きな痛手だ。MFイ・ガンイン(24)が負傷交代を余儀なくされた。

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韓国は3月20日、ホームの高陽(コヤン)総合運動場で行われた北中米W杯アジア最終予選・グループB第7節でオマーン代表と1-1で引き分けた。

同じ時間帯には日本がホームでバーレーン代表を2-0で破り、8大会連続8回目の本大会出場を決めたが、韓国は次節以降に持ち越しとなっている。

一人で歩くことも困難…松葉杖で会場後に

そんなオマーン戦で、イ・ガンインはMFペク・スンホ(27)の負傷により前半38分より途中出場。韓国の攻撃の起点となる活躍を見せたが、後半40分に負傷交代を余儀なくされてしまった。

イ・ガンイン
イ・ガンイン

当時、イ・ガンインは自陣で相手の攻撃を阻止しようとした際に左足首をひねり、その場に倒れ込んだ。痛みを強く訴え、しばらく立ち上がることができなかった。結局はスタッフに支えられてピッチを後にしたが、やはり自力で歩くことはできず、おんぶされる形でロッカールームへと向かった。

試合終了後も、イ・ガンインは一人で歩くことが困難な状態だった。左足首にはテーピングとアイシングが施され、左手に松葉杖を持ち、スタッフの支えを受けながらミックスゾーンを通過した。

報道陣からは状態を問う質問も飛んだが、イ・ガンインは苦笑いを浮かべるだけでコメントは発さずその場を去った。もっとも、彼の様子は負傷の深刻さを懸念せざるを得ない雰囲気だった。

イ・ガンイン
左足首にアイシングを施し、スタッフの助けを借りてスタジアムを後にする松葉杖姿のイ・ガンイン

この試合で、イ・ガンインは途中出場ながら大きなインパクトを残した。前半41分にはFWファン・ヒチャン(28)の先制点をアシストする絶妙なキラーパスを放ち、それまでの重い空気を一変させた。

以降も正確なキックを駆使してプレーメーカーの役割を果たしていたが、前出の負傷過程で韓国が痛恨の失点。その後、イ・ガンインを失ったチームは勝ち越し弾を奪うことができず、1-1の引き分けに終わった。

試合後、ホン・ミョンボ監督は「イ・ガンインは(左)足首の負傷だ。より正確なことは明日午前に病院でチェックしなければならない。プレーはポジティブだったが、負傷してしまった」とコメント。韓国サッカー協会の関係者も「正確な状況を伝えることは難しい。午前中に検査を受けた後、判断しなければならない」と説明している。

イ・ガンインの状態次第では、来る3月25日に水原(スウォン)ワールドカップ競技場で行われるヨルダン代表戦にも大きな影響が及ぶ可能性がある。

現在の韓国代表において、イ・ガンインは最も重要な選手の1人だ。実際、オマーン戦前半は攻撃の組み立てに苦戦していたが、イ・ガンイン投入後は試合の流れが一変した。

仮にヨルダン戦でイ・ガンインが欠場となれば、韓国は攻撃の大きな武器を失うことになる。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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◇イ・ガンイン プロフィール

2001年2月19日生まれ。韓国・仁川広域市出身。身長174cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表。幼少期に出演したKBSサッカーバラエティ番組『飛べ、シュットリ』で類まれなる才能を発揮し、“神童”として一躍注目を集めた。2011年にスペインに渡りバレンシア下部組織に入団し、2018年10月にトップチームで公式戦デビュー。2021年夏にフリーでマジョルカに加入、2023年夏にフランスのパリ・サンジェルマンに完全移籍。マジョルカ時代の同僚である日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)とは同じ2001年生まれで、普段から仲が良いことで知られている。

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