日本女子ツアー(JLPGA)から1週遅れて、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの2025年シーズンが開幕する。
韓国女子ツアーの2025年シーズン開幕戦となる「ブルーキャニオン・レディースチャンピオンシップ」(賞金総額80万ドル=約1億1766万円)が、3月13日から16日にかけてタイ・プーケットのブルーキャニオン・カントリークラブ(パー72)で開催される。
昨年は3ラウンド・54ホールで行われた同大会は、今年は4ラウンド・72ホールに拡大。賞金総額も65万ドル(日本円=約9558万円)から80万ドルに増額した。
開幕戦なだけあって、今大会にはトップクラスの選手が数多く出場する。
今季から米国女子ツアーに挑戦中のユン・イナ(21)を除き、パク・ヒョンギョン(25)、パク・ジヨン(29)、ファン・ユミン(21)、キム・スジ(28)、マ・ダソム(25)、イ・イェウォン(22)など、昨年の賞金ランキング「トップ10」の選手が多数出場する。
昨年の同大会で初代女王に輝いたイ・イェウォンはタイトル防衛に挑む。
彼女は「昨年、初代女王になれたことでシーズン前半戦を上手く戦い、年間3勝を挙げることができた。今年も大会でシーズン初優勝を成し遂げることができれば、目標達成に向けた第一歩を上手く踏み出せると思う」とし、「フェアウェイをキープすることが最も重要で、繊細なグリーン攻略が必要だ。冬の間は中距離パットの成功率を上げるため、パット練習に集中した。多くのバーディを取れるように頑張りたい」と意気込みを語った。
今回の「ブルーキャニオン・レディースチャンピオンシップ」には、日本から世界ランキング14位の山下美夢有(23)、さらには高木優奈(26)の2人が出場する。
日本ツアー通算13勝を挙げ、今年の米国女子ツアーですでに2度のトップ10入りを果たしている山下。今大会期間は米国女子ツアーと日本ツアーの大会がないだけに、日本でも山下のプレーぶりが注目を集めることになるだろう。
韓国女子ツアーの大会初出場となる山下は、「初の韓国女子ツアー出場にワクワクしているし、本当に楽しみだ。初めて経験するコースとツアーなので適応が必要になるが、目標は優勝だ」と力強く語った。
また、米国女子ツアー通算7勝で元世界ランキング1位のパク・ソンヒョン(31)も、再起をかけて韓国女子ツアーに挑む。パク・ソンヒョンは「今年から本格的にツアーに復帰するので、試合勘を取り戻したいと思っていたところ、ありがたいことにスポンサー推薦を受けることができた。まだ感覚が完全に戻ったわけではないが、ファンの皆さんの愛に良いプレーで応えたい」と決意を伝えた。
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