韓国女子ゴルフの最年少記録を次々と塗り替えているイ・ヒョソン(16)が、日本でも最年少記録を築いた。
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イ・ヒョソンは12月17日、東京都内で行われた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード」で「JLPGA明治安田生命新人賞」を受賞した。
イ・ヒョソンは2008年11月11日生まれの16歳。イ・ヒョソンのマネジメントを務めるスポーツインテリジェンスグループによると、16歳1カ月11日での日本女子ツアー新人賞受賞は史上最年少記録だという。
なお、日本女子ツアーで韓国人選手が新人王に輝いたのは、2010年のアン・ソンジュ(37)以来14年ぶりだ。
JLPGAは年間表彰において、シーズン成績によるポイントではなく、1年間で最も輝かしい活躍を見せたルーキーを新人賞に選定する。
イ・ヒョソンは今年5月に行われた日本女子ツアーのメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で優勝。1968年の日本女子ツアー創設以降、史上最年少となる15歳176日での優勝を成し遂げ、同年7月よりJLPGAに入会した。JLPGAは「イ・ヒョソンが今年のメジャー大会で最年少優勝という偉業を達成し、新人賞を授与することにした」と伝えている。
何より、ツアー最年少優勝の過程が“ドラマチック”だった。当時は単独首位だったイ・イェウォン(21)と7打差の10位タイで最終ラウンドを始めると、圧巻の逆転劇を披露。特に、最終ホール(18番ホール)のイーグルは「2024年の名場面」としても遜色ないという賛辞を引き出した。
最終ラウンドで7打差の逆転は、日本女子ツアーのメジャー大会における最多打数差での逆転勝ちであり、最年少優勝、最多打数差からの逆転優勝という2つの最年少記録を同時に打ち立てた。
日本でも最年少記録を築いたイ・ヒョソンは、「特別なきっかけで、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーではなく、JLPGAツアーで先にプロデビューしたが、人生で一度だけの新人賞を受賞できて光栄だ。ハナ金融グループを含め、常に支持し、応援してくださったすべての方々に深く感謝する。冬季トレーニングに集中し、プロの高い壁を来年はもう少し乗り越えたい」と話した。
祖父に連れられてゴルフ練習場に行った9歳からゴルフを始めた李ヒョソンは、小学生時代から最強選手として注目された。そして、2020年に韓国ゴルフ協会のジュニア国家代表常備軍に選抜されると、2022年には国家代表常備軍、そして今年には国家代表に選ばれるなど、順当に韓国ゴルフ界のエリートコースを歩んでいる。
韓国アマチュアゴルフのメジャー大会「カン・ミング杯」で2年連続優勝を成し遂げたイ・ヒョソンは、今年3月に「第44回クイーンシリキットカップ アジア太平洋選手権大会」で韓国を通算23回目の優勝に導くなど、圧巻の活躍を披露していた。
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